エーリキア症という新興感染症 ~日本での感染拡大も~

byouin2

エーキリア症とは、ダニを媒介としてヒトに発疹チフスを感染させるリケッチアの一種でマダニを介して感染する新興感染症(その国で今までになかった感染症)が中国・韓国でヒトへの感染が発見され、日本での感染拡大が起きる可能性が出てきました。

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◇マダニを媒介する感染症

2008年11月に中国でダニに嚙まれた女性がエーリキア症を発症。12日後に鼻と口から大量出血があり5日後に死亡。その間に女性を診ていた医療関係者など9人が感染、ヒト顆粒球エーリキア症と判明。9人は患者の血液や体液に触れて感染したとのこと。

原因菌はエーリキア属の細胞内寄生体で15種が発見されていますが、ヨーロッパ諸国と米国で発見された「ヒト単球エーリキア症」と「ヒト顆粒球エーリキア」が世界の関心を集めています。そして韓国では2002年にヒト単球エーリキア症とヒト顆粒菌エーリキアの患者が見つかっています。

◇ダニに嚙まれたらすぐ受診

日本では野鼠から新種のエーリキアを分離していますが、ヒトへの感染はまだ報告がありません。感染症の症状として、倦怠感、発熱、頭痛、貧血、筋肉痛、錯乱、白血球減少、血小板減少などと風邪の症状と似ていることや、特徴的な症状がないことから、感染者を発見するのは難しいかもしれません。

ダニに嚙まれた後、5日から10日程度の潜伏期間をおいて発症した場合は、医療機関を受診して自己申告すると早期に治癒します。

検査所見では血小板、白血球の減少、トランスアミラーゼ値の上昇で判別できますが、特殊検査であり、一部の研究機関でしか行われていません。倦怠感で血液検査を行うと考えられず、早期発見も初期治療も難しい感染症です。しかし、免疫抑制剤を使用している患者や高齢者、治療が遅れた患者は致命的な状態になることがあります。

今のところ、初期治療としてテトラサイクリン系抗生物質が有効とされていますが、まだ感染者がいないことで、未開の感染症のため治療法も漠然としています。

◇国内でのマダニによる感染症

日本では昔からマダニを媒介する感染症が多く、重症熱性血小板減少症症候群(SFTF)が近年になって全国的に見つかったところであり、致死率30%のSFTF感染症が2009年に中国で発見されて、2011年に日本上陸という速さです。

今回のエーリキア症はすでに中国・韓国で見つかっていることから日本でヒトへの感染者が出るまでは時間の問題です。

日本の中部以北ではライム病のボレリア病原体をマダニが媒介して48時間でヒトに感染します。皮膚科で48時間以内にマダニを除去してもらうと発症しません。ライム病も2015年現在も世界中で増加しています。

現在、日本に滞在している中国人と韓国人で800万人以上に増えています。台湾人は「日本人は中国人と台湾人の見分けができないから」と、大声で話す中国人に間違われたくない理由で大人しくしているという余談もありますが、自国の大気汚染がひどくなったからといって、きれいな空気を求めるツアーで来日するのも迷惑な話です。

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