本物の詐病と、詐病と間違われる精神病

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詐病の目的として、障害年金が目当てや、刑罰の軽減、労働の回避(この場合は新型うつ病の可能性あり)、または周りに構ってもらいたいという理由で、主に精神障害を頻繫に訴えるなど、明らかな仮病であれば詐病と疑われます。しかし、病気を装っている意識がないこともあり、新型うつ病や虚偽性障害などは詐病とは言いません。

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◇心身症のような、症状の自己申告

主に利益を得るための症状の偽りのことを詐病といいますが、金銭目的とは限らず、周りの同情を引くなど仮病に近い症状もあります。利益のためであれば医師に診断書を求める割には症状の改善を求めないという傾向があります。

声が出ないという失声症のふりをするのが最も簡単ですが、神経症に分類されているので障害年金は期待できません。難聴のふりをしても聴力検査で異常がないことが判明します。同じ音量に対して同じように聞こえない反応をするのは難しいものです。

うつ病に関しては判断が難しい場合もあります。うつ病の場合、医師は症状の否定をしながら問診を始めて、患者の様子を見ようとします。一般的な詐病の場合、医師が何度か問診をすれば100%判明します。

◇詐病も場合によっては犯罪です。

病院で噓をつく程度なら刑事事件や民事事件になることはありません。金銭の授受があると犯罪性が出てきます。身体的な詐病では、自己申告が主になる頚椎捻挫(むちうち)の場合、本人の症状を認めざるを得ないという部分もあります。

詐病でも自己申告だけで強制賠償保険の範囲内では保険金が下りますが、頚椎捻挫で痛みがあったとしても他覚症状がない限り、任意保険会社から保険金をもらうのは無理です。詐欺罪に問われることにもなりかねません。

頚椎捻挫は何週間か後に症状が出てくる場合があるので、一概に詐病とは言い切れない面もあります。

裁判の場合、心神喪失を装ってそれによって免責を主張すると悪質と判断されるケースがあるので余計に不利な結果になることがあります。

病気による就労不能を理由にして生活保護費や障害年金を受け取るのも詐欺罪になります。受け取った場合は返納の義務が出てくるのでご注意を。

◇詐病ではない新型うつ病

新型うつ病は勤務中だけに発症する症状で、帰宅後や休日は普通にアクティブに過ごしているので、周囲には単に「怠けているだけ」または「甘えている」と仮病扱いされます。仮病のように見えるものの、本人は苦しんでいるものです。

新型うつ病の場合、試しにMAO阻害剤を与えると症状がなくなるので、「新型うつ病」だと判明します。(現在、MAO阻害剤はパーキンソン病にしか処方されません)

◇虚偽性障害という精神病

詐病は病気ではありませんが、虚偽性障害という一種の仮病に似た症状は精神病に分類されます。「病気になれば構ってくれる人がいる」と考え、「入院すれば面倒を見てくれる人がいる」などと考えて、病気になるために普通の感覚では考えられないようなことまでしてしまうというものです。

かわいいものでは電子体温計をこすって50度近くまで上げるようですが、その場合はすぐに表示が下がるので騙すことは不可能です。

インスリンで低血糖のように見せかけようとして意識が朦朧となってしまうこともあり、自分を傷めつけて入院の原因を作るというのが虚偽性障害であり、反社会的人格障害にも該当することがあります。

◇詐病癖のある障害者の特徴

自分の病気の遍歴について詳細を話しているうちに、一貫性のなさから矛盾が出てきます。計画的な詐病の場合、ある程度医療用語の知識を持っている場合が多いので、何らかの病気を思わせる症状を訴えるが、いつか詐病と判明するのは間違いありません。尿検査や血液検査でスクリーニングをしているうちに詐病は必ず判明します。

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