不随意運動を起こす疾患と症状

byouin2

不随意運動といっても不随意筋の運動ではなく、随意筋が自分の意思と関係なく不随意運動が起きることで日常生活に支障が出るだけでなく、周りから奇異の目で見られることがあります。周りのお母さんが子供に対して「あまり見てはいけません」と注意するような動きもありますが、病気とは呼べない人にも不随意運動があるので注意しましょう。

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◇不随意運動の原因と症状

大脳の神経的な障害が原因になることが多く、その他に脳梗塞や脳出血、薬の副作用で起きることもありますが、稀な病気による原因不明の不随意運動もあります。精神的なストレスやてんかん発作なども原因になりますが、てんかんが重度でなければ薬で治ります。

筋肉が細かく震えることが振戦であり、パーキンソン病の症状など、安静時に起きる振戦を安静時振戦といいますが、特定の姿勢を取った時に起きる振戦を姿勢時振戦といい、姿勢時振戦の中でも他の神経異常を伴わないものは本態性振戦と呼ばれます。

不随意運動の種類や、原因となる疾患には多くのものがあり、中には難治性の症状や遺伝性、難病指定の疾患などがあります。治療が確立されていないものも多く、主に投薬による治療が行われます。

◇不随意運動の症状と原因

ミオクローヌス:筋肉の急激な収縮によりビクッとした早い動きで、上腕や大腿部に多くみられ、健康な人でも入眠時に悪夢や幻聴、幻視などがあると同じような動きをすることがありますが、何らかの症状というわけではありません。原因となる疾患では、ミオクローヌスてんかんやクロイツフェルト・ヤコブ病など。

バリズム:この症状は四肢や頸部を素早く動かすのが特徴で、舌を出したり口を動かすなど、落ち着きがないように見えるのが主な症状です。ハンチントン病や老人性舞踏病、パーキンソン病の治療薬でも起こります。

アテトーゼ:不規則で緩慢に見える運動であり、手足や頭をくねらせるような動きが特徴。精神的な緊張が原因で悪化しますが、安静にすると軽減します。アテトーゼ型脳性麻痺、血管障害、外傷などが原因になります。

ジストニア:筋肉の異常な緊張によって特異的な姿勢を取ります。頸部では痙性斜頸(けいせいしゃけい)や、文字を書こうとするときに手が動かなくなる書痙などもあります。薬剤性や中毒、代謝性疾患などで起こるため、薬物を中止すると治る場合があり、抗コリン剤などで神経遮断を行うと症状が軽くなることもあります。

ジスキネジア:異常運動全般を指すことがあり、ジストニアやミオクローヌス、神経弛緩薬などの薬剤性の不随意運動(遅発ジスキネジア)もあります。クロルプロマジン塩酸塩(ウィンタミン)により、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン神経の過剰な活動を抑えて神経の昂りを抑えますが、長期間の服用により、遅発性ジスキネジアやジストネジアを起こします。長期服用によって治りにくくなるので、高齢者や肝障害のある患者は要注意です。

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