介護を頑張るほど増加する「介護うつ」の犠牲者

byouin2

高齢化社会の日本では予防介護と称して地域包括支援センターが全国に作られていますが、自治体レベルでは介護保険の対象になる要介護や要支援の老人を増やさない方向であり、介護保険料を支払いながら何の支援も介護も受けられない老人がいます。一方介護疲れによる自ら亡くなられる数は毎年増加しています。

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◇介護保険制度の矛盾

介護職のうつ病発症率は職種の中では最も高くなっています。介護保険制度がありながら、介護を任される専業主婦や、地域の介護サービスの事業所で働いている資格を持った介護士でさえ、次第にうつの症状が出てくると言われています。

「要介護、要支援者をこれ以上増やさない」という方針の自治体も多いにもかかわらず、要介護者や要支援者の受け入れ先の地域包括センターを続々と建設するという矛盾もあります。

要介護を認定する行政機関は市役所なので、認めない方針であれば介護を受けられる高齢者は施設の多さの割に少ないということで、結局、要介護レベルの高齢者の家族が介護をする、または業者に依頼するしか手段はなくなります。

そして、家族や周りの身近なものが介護をすることになりますが、男に比べて時間的余裕のある女性が介護を任されます。介護サービスの業者に依頼することが可能であっても、金銭的な問題や、自らパートに通っているなど時間的な問題もあります。

◇頑張るほど介護うつ発病の危険

人間関係や金銭関係の問題はいろいろとあるものですが、家族を放っておくわけにいかず、「私が頑張って介護していきます!」という責任感の強い元気な女性が出てきます。自分の仕事や私生活などを犠牲にして、場合によっては昼夜問わずに駆けつけながら、話も通じないような認知症の実母の面倒を頑張って看る事になると、精神的にも疲れ切った末に「介護うつ」を発病しやすくなります。

自分だけはうつ病になるわけがないと、一生懸命頑張りながら精神的に疲れていることに気付かないと危険な状態になり、うつ病を発症するだけでなく自ら絶つ事を考えるようになります。以前の自分はうつ病になるわけもなく、自ら絶つ事を考えたりする人間でもなかったのに。と不思議に思うはずです。

また、頑張って介護をした甲斐もなく患者が亡くなった場合も、意味がなかったと思い込み、介護うつ発病の原因になります。これは燃え尽き症候群にも似た症状です。

◇元アイドルの場合

アイドルである某女優は2005年に結婚して翌年に出産、芸能活動を停止して育児に専念していたところ、子育てに母親の介護が加わるという私生活。夫の同性愛と仕事優先の態度に耐え切れず、子育てと介護を完璧にこなすことは難しいと判断して、子供はベビーシッターに預けて介護を続けていたものの、母親が亡くなります。

最も頑張っていた母の介護に対して自分の無力さを感じたこともあり、母親の死亡後に介護疲れが出てきたと言われています。そしてパニック障害・うつ病・不眠症を発病した結果、母の死去の同年に自ら絶つことを選んでいます。

◇ケアマネージャーの申請代行

自治体の行政の怠慢が原因で介護疲れによる犠牲者が増えています。そのため、行政書士や、担当地域のケアマネージャーなどに相談して要介護認定・要支援認定を受ける事が必要になってきます。ケアマネージャーに依頼すると認定申請代行から予防介護のプラン作成まで行ってくれますので、「一人だけで介護を行わないこと」が必要です。

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