インフルエンザと間違えやすい扁桃炎

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化血研いわくつきのワクチン注射の不足が影響したのか、インフルエンザが例年にない猛威を振るっています。インフルエンザに過敏になっている人は、かぜを引いても喉が痛くても、普段は行かない病院に積極的に行くのかもしれません。こうなると、扁桃炎でタミフルを処方されるケースもありそうです。

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◇誤診の多い扁桃炎

細菌感染による扁桃炎が原因で、モノが飲み込みにくいという症状を伴って風邪症候群に似た症状が出ることがあります。風邪症候群と思って病院に行くと「扁桃炎」と診断されたり、扁桃炎かと思えば「風邪ですね」と言われたりします。

扁桃とは口蓋垂(のどちんこ)の両奥にある「口蓋扁桃」と、鼻腔の奥にある「咽頭扁桃」の免疫器官を指した総称であり、ウィルスや細菌の侵入があると、リンパ球の免疫細胞が抗原を記憶して抗体を作るということを行っています。

ちなみに、分泌腺がないので扁桃腺ではなく、扁桃といいます。

◇内科より耳鼻科が無難

口蓋扁桃に感染症を起こして化膿すると小さく白い膿が見えますが、口を開けただけでは凹凸の襞に隠れて見えにくい部分なので、内科では意外と見落としがあるようです。そういう場合は自分で入念に見ても全く見えません。

内科では風邪症候群と誤診されることもありますが、口蓋扁桃は食道の入り口にあたるので「飲み込みにくい」という自覚症状があります。そして、耳鼻咽喉科を受診すると扁桃炎が判明するというケースもあります。

さらにその奥になると、内科では見る事もできず耳鼻咽喉科の内視鏡が必要になります。最初から耳鼻咽喉科に行く方が無難です。

タミフルに耐性を持ったインフルエンザウィルスが90%を超えて、欧米ではまったく使われていないタミフルが日本ではまだ出回っています。このタミフル在庫処分セールを行っている個人病院もあるので、患者側も注意して断固拒否しましょう。

◇扁桃炎の症状と治療

喉の痛みが最も気になる症状で、唾液でも飲み込むことが難しくなります。38度前後の高熱があり、関節痛や倦怠感などの症状が出るので、インフルエンザと間違えやすくなりますが、全身症状が無く、喉の痛みがあれば扁桃炎です。内科にしようか耳鼻科にしようか?などと迷ったときは耳鼻科を受診しましょう。

扁桃に感染症を起こす原因として、抗原に触れて抗体ができるまではウィルスが多く、7、8歳を過ぎるとウィルス感染が減り、溶連菌や肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌の感染が増えてきます。

抗生物質は、オーグメンチン(アモキシシリン+クラブラン酸カリウム)+サワシリンという組み合わせで使われます。分かりにくい書き方ですが、β-ラクタム系抗生物質のペニシリン多め+βラクタマーゼ阻害剤の組み合わせです。

口腔内の細菌は、薬を分解する酵素β-ラクタマーゼを産生するものが多いので、それを阻害してペニシリンの効果を発揮させるというものです。

その他、のどの痛みに対してはポビドンヨードのうがいは欠かせません。届く範囲はダイレクトに殺菌できます。通常の使用法ではありませんが、少し飲み込むと効果的です。

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