生食ブームの危険な食べ物、E型肝炎から寄生虫まで

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牛のレバー生食が禁止されて以来、生レバーを求める消費者の代用として豚の生レバーを求める人が増えたため、衛生状態の悪い地域に多い「E型肝炎」の患者が急増しています。

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◇牛レバーの生食禁止の影響?

牛肉の生レバーによる死亡者が出たため、牛レバーの生食が禁止された影響で、需要の多さから豚レバーを代用して販売・提供する店舗が増加しました。これによって豚レバーによる危険度がさらに増して、E型肝炎ウィルスに感染する者が急増。

特に豚肉は寄生虫が多く、腸管出血性大腸菌による食中毒の恐れがあるため、2015年6月には食品衛生法が改正され、「食品、添加物の規格基準」により豚肉の生食が禁止されています。飲食店側の罰則が追加され、違反した場合は罰金や懲役刑を科すことも可能になりましたが、相変わらず生食用の豚肉を提供していたようです。

日本国内では食肉の安全神話があるからなのか、豚だけでなく猪や鹿・馬を生食する者に感染を起こして、毎年の感染者は15万人に及んでいます。最近では鶏肉の100%が感染しているカンピロバクターの感染と毒素により500万人以上の感染者が食中毒を起こしています。

◇中国・韓国の感染の現状

豚や鮭の生食は一般的に行われており、鮭は冷凍しない限り小腸に寄生します。韓国の生食ブームが影響したのか、豚の血液まで飲む習慣があるようです。日本では冷凍により寄生虫は死滅しますが、生食を続けているうちに10メートル近いサナダムシを小腸から大腸に至るまで飼っていることもあります。

◇E型肝炎はA型肝炎と酷似

A型肝炎(HAV)とE型肝炎(HEV)は一過性の感染症ですが、D型肝炎ウィルスとE型肝炎ウィルスは日本には存在しないものです。E型肝炎は衛生状態の悪い国に多く、家畜から人に感染を起こす唯一の肝炎ウィルスです。

潜伏期間が6週間前後であり、発病しても6週間以内には治癒する場合が大半なので、自分がどこで感染したのか原因の特定が難しくなっているという面もあり、提供された飲食店の責任を問うことはできないものです。

◇E型肝炎の症状

肝炎を発病した場合は黄疸が目や手のひらにできると、何日にもわたって倦怠感や食欲不振、発熱、腹痛が初期症状として見られます。検査上は肝機能障害や肝臓の腫大が起こります。通常は体を動かさずに休むだけで治ります。

ワクチンや治療法が確立しているA型~D型と比較すると、E型は不明点が多く、一度感染すれば修正免疫を獲得できるかどうか、劇症感染に至る原因などはまだ判明していません。発症すると4週間から6週間ほど症状が持続します。

特に免疫抑制時を服用している場合や、妊婦では免疫力が低下しているため、感染を起こしやすく重症化しやすいのが問題になっています。肝炎が重症化するだけでなく死亡率は20%程度といわれています。E型肝炎のワクチンは開発中であり、治療薬もないため現在は対症療法に限られています。

対症療法とはいえ、軽症の場合にほとんど治療は行えません。もし劇症化すれば透析や最悪の場合は肝臓部分移植になります。最新の医療では再生医療で作られた肝細胞を肝臓内に注入するということも始まろうとしています。

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