加齢と記憶力の低下は無関係という説

otosiyori

加齢とともに脳の機能が低下すると、記銘力や想起力といった記憶に関する能力が低下するというのはこれまでの常識でした。しかし、脳年齢というものはなく、他の原因が無い限り記憶力は低下しないことが明らかになっています。

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◇ 脳は年をとらないという事実

脳機能の低下というものは、脳神経細胞の減少に伴って起きるものであり、基本的に記憶力の低下は起きません。記憶力の中でも特に必要なのが物の名前や固有名詞を記憶する記銘力と、それを思い出すための想起力の両方が必要です。どちらも正常であれば、記憶力の低下を実感する事もないはずです。

老化や加齢を理由にして、「この年齢なのだから記憶が低下しても仕方ない」と思い込むのは、実は間違いです。本来は10歳の子供と90歳の老人の脳の構造は同じであり、記憶力を含めた脳年齢も同じです。

◇ 加齢とは関係のない脳機能の低下

長年の間に生活習慣による脳に与えるダメージを受けて、ある程度の記憶力の低下は避けられない部分もあります。例えば生活習慣では、人体に有害な物質でもあるアルコールの摂取によって脳の萎縮が起きると、特に記憶力に悪影響を及ぼします。

また、血管の柔軟度が示す血管年齢や、食生活が原因となる血液の質なども影響して本人が気付かないほどの脳梗塞があると、海馬や大脳皮質に影響した場合に記憶力の低下が起こります。

これらは長年の食生活が影響したもので、アルコールを摂らなければ脳の萎縮はおきません。アルギニンの代謝系が劣ってくればシトルリンの産生が減少して血管年齢が増すこともありますが、不足したものはサプリで補充しましょう。

中性脂肪や凝固点の高い脂質の摂りすぎがなければ血液の質の低下も起きないので、脳に与える影響もないということになります。脳の機能を下げずに加齢を重ねるという話の展開に少し無理を感じてきましたが、脳の寿命は120年というオランダの研究者の分析結果を信じましょう。

◇ 睡眠と記憶の関係

浅いレム睡眠の時には、必要な記憶を夢で追体験をすることで、記憶の定着を行っているというのは以前からの定説で、脳の海馬で必要な記憶と不要な記憶を振り分けて、必要な記憶を大脳脂質に送ります。

睡眠中の代謝を元に考えると、トリプトファンはセロトニン代謝系に必要なアミノ酸で、蛋白質を多く含む食べ物から摂取することができます。トリプトファンが脳に取り込まれてセロトニンに代謝されると、精神的安定を図ることができるようになり、次はメラトニンに代謝されて、正常な睡眠リズムを得ることができます。

メラトニンによる90分周期のリズムの中では、レム睡眠とノンレム睡眠が増えます。夢を見る時間と最も深い睡眠が増えると、脳を休める事が出来て翌日の行動や思考がアクティブになり、記憶する余裕も出てきます。

十分な睡眠時間を取ると、睡眠不足の者と比較してインスリンの分泌量が増えて血糖値が減るということも実証されています。

睡眠時間に関しては色々な説がありますが、心身を休めて寿命を延ばすための睡眠は6時間~8時間です。この6~8時間というのは統計上信頼のできる数字ですが、脳を休めて記憶力アップにつながるという意味では、かなり異なった設定になっているようです。4時間半~6時間、または8時間~12時間という説が多くなっています。間を取って8時間という者もいます。

様々な説があるようですが、根拠を示すことができない怪しい数字もあるようです。記憶力の低下を招かない睡眠時間に関しては現在のところ不明です。

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