ガス溜まりによる腹部膨満感やお腹の張り

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「なぜか分からないけれど他人よりガスが溜まりやすい」という体質では、おならを我慢すると腹部が張ってきます。括約筋の緩い女性の場合、意に反して出してはいけないところで思わず放出することはよくあるものです。キャリアウーマンが颯爽と出社して、さわやかに挨拶をすると同時に出てしまうとちょっと気まずいですね。

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◇ ガスの正体とは?

飲料を飲むときに一緒に入った空気がそもそもの原因で、多い人で飲んだ量の2倍の空気が食道から胃に入ります。1リットル飲むと2リットルの空気が入ることになりますが、あくまでも多い人の場合です。食道から入っていく空気は、酸素20%、窒素80%の組成です。酸素は吸収されても窒素は吸収されないので、そのまま腸に送り込まれます。

胃酸は膵液によって中和されるときにガスが発生します。胃酸が多く分泌されているときに試しに重曹を飲むと、げっぷが止まらないほど延々とガスが発生します。消化液によって発生するガスはげっぷとして外部に出ることもありますが、それ以外のものは腸内に入ります。

腸内細菌が発生したガスは血液中に溶け込んで呼吸によって排出されます。最終的におならとして排出される量は胃に入ったガスと腸で発生したガスの10%程度で、残りは腸で吸収されます。

◇ ガスの臭いの原因菌

おならの成分の99%は窒素、酸素、二酸化炭素などの無臭の気体ですが、くさい時は、悪玉菌と言われるウェルシュ菌が作る硫化水素やアンモニアが主な臭いの元です。硫化水素は腐った玉子からも発生して、似たような腐敗臭を発生させます。他には大腸菌、ブドウ球菌、乳酸桿菌なども腸内で腐敗臭を発生する原因になります。

アンモニアが尿路を通る時は、ある程度中和されて臭いは薄くなりますが、便の場合は中和するものがないので臭います。

食物繊維を摂りすぎた時も悪玉菌を増やす原因にもなるので、お腹が緩くなるほど摂りすぎない方が無難です。トクホには欠かせない「難消化性デキストリン」もほどほどにしておきましょう。

腸内細菌叢にはビフィズス菌とオリゴ糖が欠かせません。フェーカリス菌やアシドフィルス菌も有用です。臭いの話になってしまいましたが、気まずい時に臭いにおいが漂うよりはマシというものです。

◇ ガスの排出量を減らす

不安やストレスが多い場合や、1日中コーヒーやスポーツドリンクなどの飲み物を口にしている人、薬を頻繁に飲んでいる人などは同時に水分も摂ることになり、空気を大量に飲み込んでいます。液体で空気を飲み込むと下からガスが排出されるのも早いので、空腹の時は胃腸をスルーしてあっという間に排出されます。

ビールを飲む時などの「ごくごくっ」という音は、ビールによって空気が食道に押し込まれるときの嚥下音(喉が鳴るというもの)なので、飲んだ量の2倍の空気が胃の中に入っていくことをお忘れなく。

唾液が多い体質の人は、飲み込むたびに空気が飲み込まれていきます。これは、「空気嚥下症」と言われるもので、若い女性に多くストレスや緊張感が影響して起きる症状の一つと言われています。特に体調に支障が出るわけでもありませんが、おならの量がかなり増えます。

よほど気になる場合は、受診科として心療内科や精神科のどちらかになりますが、その前にガスを減らす効果のある薬(商品名:ガスピタン)でも試してみる方がいいかもしれません。不要な心配やおならの予期不安がなくなって楽になるかもしれません。

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