水腎症の原因と症状 ~腎臓の危機を痛みで察知~

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激しい腰痛と脇腹の痛みが起こる水腎症。これは結石によって尿路が閉塞を起こした後に、尿が膀胱から排出されないことが原因になる腎臓と尿路の圧迫による痛みです。腎臓から下の尿管や尿路に梗塞があると、急性にしても慢性にしても痛みが出ます。腎臓が破壊される前に迅速な処置を受ける必要があります。腎不全になると透析は面倒なものです。

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◇ 水腎症の危険性とは?

腎臓から排出された尿が、尿路で閉塞を起こすと腎臓(腎盂)に向かって逆流してきます。そして尿が溜まるスペースの腎盂に溜まると次第に膨らんでいきます。それが結果的に腎臓を圧迫して糸球体を破壊すると腎不全を起こすことがあります。

両方の腎臓が腎不全を起こすと人工透析のために通院することになり、肉体的にも精神的にも相当な負担になります。最悪の場合は移植コーディネーターのお世話になり、15年から20年ほど腎臓移植を待つことになります。

◇ 先天性水腎症の原因と症状

胎児から1歳前後の乳児に多い先天性のものと、成人して発症する後天性の水腎症がありますが、先天性のものは尿管が狭いケースが多いですが、腹部エコーで胎児のときに判明していることもあります。その場合は出産後に予防的な手術を受けると割と簡単に治り、再発を起こしにくくなります。

母体の尿路が子宮の圧迫を受けて尿管が狭くなると、腎臓が圧迫を受けて同じように水腎症を起こすことも珍しくありません。母体の場合は出産と同時に症状がなくなるので、治療の必要はありません。

◇ 後天性水腎症の原因と症状

後天性の場合は腎臓の周囲のガンや感染症など多くの原因が考えられます。原因として尿管結石・腎結石が最も多く、尿路狭窄も結石の原因になります。結石が原因で尿の排泄が困難になると膀胱から腎臓に向かって逆流します。これを膀胱尿管逆流といい、最悪の場合は両側の尿路が詰まり無尿になると、急性腎不全を起こします。

腎不全は治ることがないので、透析が生涯にわたって続くことになります。透析が始まれば余命は半分になるだけでなく、合併症を起こす危険性も高く、透析の際に静脈と動脈を取り出しやすくするためにシャント形成術が行われます。その影響で運動制限があると面倒なものです。

◇ 腎臓の位置と、痛みが出る場所

成人になって後天的に腎水腫ができた場合は多くの原因が考えられます。慢性の腎水腫の場合は、最初に無症状の期間もありますが、次第に脇腹の疼痛が出てきます。

腎臓は膀胱の上と思っている人がいるかもしれませんが、さらに上の方に位置しています。肋骨内の下部にあり、肋骨に守られている重要な臓器が「腎臓」です。そこから長い尿管が膀胱まで延びています。

その腎臓と尿管が結石による梗塞によって腫れると次第に痛みがひどくなり、腎臓から膀胱あたりまで痛むことになります。といっても腫れた末の圧痛なので、腎臓に梗塞が起きた側の脇腹から腰まで激痛を感じるのが特徴的な症状です。

尿の逆流によって感染を起こしやすい状態であるため、感染に伴って発熱や倦怠感なども症状の一つにありますが、尿管が閉塞を起こしていると痛みと吐き気に紛れてしましい、それどころではないということも考えられます。

◇ 急性水腎症の検査と治療

検査は腹部エコーで水腎症が判明すると、さらにCTや尿路造影、腎シンチグラフィーなどの画像診断を行って、梗塞を起こしている場所を特定したうえで手術が行われます。尿路に感染症が起きていても、治療は後回しにして腎臓の保護を優先します。

特に夜間であれば、高度救命救急センターや地域救命救急センターへの搬送が可能な場合、緊急手術や応急処置が可能な医療機関で治療を受けます。

しかし、手遅れとなった場合は腎不全に陥って機能回復を望めないことがあります。片方の腎臓に問題がない場合は腎臓の摘出も選択肢の一つになります。

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