リンパ浮腫 ~足の浮腫みがひどいと感じたら~ 

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リンパ液の成分は白血球に含まれる免疫細胞のTリンパ球とBリンパ球があり、骨髄で作られてリンパ管に流れ込みます。また、細胞組織の老廃物を含み、リンパ節に送られるとリンパ細胞によって濾過されてリンパ球が捕食するということを行っています。最悪の場合、リンパ液による腫脹から四肢の切断を余儀なくされることもあるので、自己判断で経過を見るのは危険です。

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◇ リンパ節と浮腫の関係

リンパ液は白血球にある免疫細胞のリンパ球(Tリンパ球、Bリンパ球、マクロファージ)や細胞から吸収した老廃物と水分を含んだもので、全身のリンパ管をゆっくり流動していますが、全く運動をしない場合はリンパ液の流れが停滞します。

リンパ液は全身の細胞を発端として細胞間にある間質液を吸収して、リンパ管を通り、リンパ節で老廃物などをろ過した後に静脈に間質液を戻しています。この流れやリンパ節の処理速度を超えると浮腫(水腫)が起こる原因になります。

血液は血管の平滑筋によって流れていますが、平滑筋を持たない細いリンパ管では流れが止まってしまうため、リンパ管の周りの筋肉(骨格筋)によってリンパ管を収縮させて蠕動運動をさせています。そのため、自らの意志で動かす筋肉(自律神経と関係のない平滑筋)の動きが止まると、リンパ液の流れも止まり浮腫が起きます。

◇ 手術後のリンパ浮腫

手術後のリンパ浮腫の頻度は多く、特に女性特有の疾患による切除手術の場合は、リンパ管を切断する事は避けられないものです。に下肢のリンパ浮腫が起きることがあります。手術直後とは限らず、何年か経過してリンパ浮腫が起こることもあります。

腕の場合は腋に腋窩リンパ節があり、足の付け根(鼠径部)には鼠径リンパ節があります。がん細胞や一部の細菌などは、リンパ節にある免疫細胞を襲ってリンパ節で増殖するので、切除の必要性が出てきます。

乳がんではリンパ節の切除を行うため、切除した側の腕にリンパ浮腫が生じます。子宮がんや前立腺がんも同様にリンパ節を切除するため、手術後は片側の足や両足に浮腫が見られます。細菌感染があれば高熱の発熱があるのが一般的で、抗生物質の服用で治癒します。

◇ その他のリンパ浮腫の原因

リンパ管は深部の太いものと、皮膚近くの浅い部分を通るリンパ毛細管があります。皮下組織の中でも深い部分を通っている太いリンパ管には逆竜防止弁がありますが、細いリンパ管にはありません。

筋力が低下すると重力に逆らってリンパ液を上昇させることが難しくなり停滞気味になると浮腫みというものになります。浅い部分のリンパ管に障害があれば症状として自覚できるものです。軽く押して戻りにくい場合や、手足の突っ張りを感じたりリンパ節が腫れて硬くなることもあります。

リンパ浮腫を放っておくと悪化して炎症が起きたり、四肢または全身の蜂窩織炎(細菌感染による炎症)や敗血症になることがあり、切断が必要になる事もあります。

当然ながら、四肢の付け根から切断すると相当な不便を強いられるため、浮腫の自覚症状があれば早めに診察を受けると利尿剤や抗生物質の服用だけで治るケースもあるので、感染を起こして最悪の事態を招く前の治療が必要です。

自宅でできるリンパ誘導マッサージや弾性ストッキングの着用、歩行による筋力アップ、半身浴などで治る場合もあるので、長期入院になる前の受診をお勧めします。

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