子供の咽頭異物、喉頭異物の症状と対処 

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咽頭に引っかかる物では魚の骨が圧倒的に多く、こどもの場合はまだ縮小しきれていない扁桃腺に刺さるケースが大半です。細い骨でも取り除いた後に腫脹や感染を起こしやすくなります。民間療法で偶然に異物が取れる場合もありますが、悪化を防ぐためにも耳鼻咽喉科の診察を受けるのが無難です。

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◇ 咽頭異物の種類と危険性

子供の咽頭異物のほとんどを占める「魚の骨」が免疫器官の扁桃付近に刺さった場合、民間療法を試してもいいのですが、何度か試してみて取れそうになければ、悪化を防ぐためにも耳鼻咽喉科を受診しましょう。

例えば、扁桃に刺さっている時にご飯の丸飲みをすれば、骨が取れる場合もあれば逆に深く刺さって腫れがひどくなることがあります。穿孔が起きると口内の常在菌に感染しやすくなり、化膿しやすい部分です。

といっても、扁桃辺りであれば生命の危険にさらされるわけでもないので、細い骨が見えている場合に限って家庭でもピンセットを使って取ることも可能です。

外部から見える部分の処置は、内科や小児科・歯科でも可能です。取り去った後に抗生物質や鎮痛剤を使えば安心できます。腫れがひどい場合はステロイドが処方されます。下あごのリンパ節が腫れることもありますが、一般的な常在菌の感染の場合は抗生物質を変更すれば治ります。

◇ 気道狭窄の危険性がある異物

外部から見える範囲は中咽頭といいますが、その下の下咽頭(喉頭)や食道に魚の骨やPTPシートなどが刺さると危険性は高くなります。喉頭が腫れると気道狭窄の原因にもなり、呼吸困難を起こす危険性があります。

他には、完全に咀嚼しないまま飲み込んだ肉にも危険性があります。一部が口内に残っていながら肉の最下部が食道の辺りまで届いているとすれば、太い内視鏡を飲み込んでいる状態と同じで、飲み込むことも吐き出すこともできない「どっちつかず」の状態になります。

このように、老人と餅の関係にも似たようなことが子供にも起こります。この場合も呼吸困難を起こす危険がありますが、吐き出すか、指を突っ込んで引っ張り出すと餅より簡単に除去できます。

いずれにしても、気道狭窄による呼吸困難のような症状があれば、救急車の要請は必要です。到着までは人工呼吸が可能であれば行うべきですが、狭窄を起こしている間は空気が入りにくいものです。救急車に医師が乗っていることは考えにくいですが、いずれかのタイミングで気管切開を行うことになる可能性は高いです。

◇ PTPシート誤飲の影響

薬のPTPシートが食道に刺さることも多く、薬のシートを1錠ずつハサミで切っている場合にシートごと薬を飲み込むことが原因で起こります。

最近の薬のPTP包装シートは、子供や老人の誤飲防止のために2錠単位でミシン目を入れているため誤飲を起こしにくくなっています。

子供の誤飲が増加しているため、CR(チャイルドレジスタンス)機能付きのシートに変更して、子供が容易に薬を取り出すことができないように加工している薬品会社も増えています。

◇ 最も危険な磁石の誤飲

最も危険なものが最近問題になっている小さな磁石で、おもちゃに使われていることがあります。これを複数個飲むと意外な危険が待ち構えています。

1つなら問題ないのですが、磁石を2つ以上飲み込んだ場合は腸を挟み込んで排出されにくくなります。腸壁に穴を開けたり腸閉塞を起こすことがあるので、呼吸困難に次いで危険性の高いものです。

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