慢性的な下痢の原因、炭水化物不耐症とは

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慢性的な下痢を初めとした体調不良の原因として、炭水化物の摂り過ぎによる消化不良があります。この消化不良を「炭水化物不耐症」といいますが、同時に「乳糖不耐症」を起こしていることもあります。

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◇ 炭水化物不耐症(乳糖不耐症)とは?

炭水化物不耐症とは、炭水化物を摂取した後に消化酵素によって正常に消化が行われない場合に、身体だけでなく精神にも支障をきたすというものです。消化されにくいことを「不耐症」といいます。

日本人の主食でもある米や麺類などに含まれる炭水化物の摂り過ぎがあると、消化酵素の不足が原因で糖に分解されないまま、腸管を刺激して下痢やその他の症状を引き起こします。これは炭水化物過敏症や食物過敏症と総称することもありますが、非アレルギー性の一種の過敏症とも言えます。

一般的に知られているものでは、牛乳を飲んで下痢をする人も稀にいますが、その場合は「乳糖不耐症」になります。牛乳などの液体は腸に達する時間が早いので、牛乳が原因だと自覚できます。

炭水化物の場合は、消化酵素による分解が行われるまでに数時間かかるため、実感や自覚のなさが原因で炭水化物不耐症(炭水化物過敏症)が慢性的に起きて、心身に悪影響を及ぼすことになります。

◇ 炭水化物不耐症の原因と症状

通常、炭水化物や乳糖は二糖類に分解されたのち、二糖類分解酵素によって糖に消化されますが、消化酵素の不足や炭水化物の摂り過ぎが原因になり、消化されないままの炭水化物や二糖類が腸管内で多くの反応を引き起こして、ガスが溜まり下痢や腹痛などを起こします。

糖がエネルギーとして消費されないので、中性脂肪として蓄積したり、食事を摂っても低血糖になり、さらに食事をするという悪循環の末に体重の増加が起きます。糖尿病の患者には毒物扱いの炭水化物も、消化酵素が不足すれば低血糖を引き起こして肥満を招くというわけです。

また、怪しいやせ薬の大半は炭水化物消化酵素を阻害することで、分解・吸収させないまま排出するということを行っているため、その副作用と同じような下痢などの症状も出てきます。

炭水化物不耐症の主な症状としては、次のようなものがあります。

・長く続く下痢、腹部膨満感、腹痛、ガスが溜まる
・低血糖と低血糖に付随する症状(焦燥感、めまい、動悸)
・低血糖により、さらに炭水化物や糖分を体が欲しがる
・中性脂肪値(TG)の上昇、極端な体重増加
・炭水化物を含んだ食事の食後の眠気
・糖の不足による体の疲労感、倦怠感
・脳の疲労による集中力、記憶力の低下、うつ状態
・セロトニン過多による片頭痛

◇ 炭水化物不耐症の診断と治療

主食のコメを食べ過ぎて下痢を起こしているという自覚がないので、消化器科や内科で診察を受けても、消化器系に器質的・機能的な病変は見つからず、原因不明のまま「心気症」や「自律神経失調症」などという適当な病名が付けられて何の解決にも至りません。

日本人に最も多い酵素欠乏による炭水化物不耐症ですが、医療機関にもあまり知られていないようで、今のところ診断方法も確立されていません。下痢が酷いから診察を受けている患者に、乳糖を飲ませて下痢が起こるかどうか?という乳糖負荷試験を実施する医療機関は無いはずです。

たとえ検査を行っても診断の必要がなく、治療は本人が自分で行う事が可能なので、検査の必要性がないというのも原因の一つになっています。

治療法といえば「炭水化物を控える事」なので、自宅で行えるものです。2週間ほど摂取量を減らしてみれば体調が良くなることが実感できます。その後、次第に増やしながら体調が悪くなれば、それが自分の許容範囲ということになります。

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