身近にある中毒物質、急性中毒と慢性中毒

byouin2

単に中毒といえば、食中毒を含めて、重金属による中毒や毒性のある有機物質による中毒などがあります。また、体内で毒性のある物質に代わる中毒、添加物や残留農薬による中毒、ネット中毒、薬物中毒に至るまで、中毒症状を呈する原因物質によるもの全てを指します。吸収、蓄積が関係して、その濃度により急性中毒と慢性中毒に分けられます。

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◇ 中毒症状を起こす原因物質

中毒とは、毒性を持つ物質が体内に入り込むことで、一定の量を超えた場合に生体の機能に悪影響がある場合や、代謝によって毒性を示す物質が生成されることを指します。

シアン化合物(青酸カリなどの青酸化合物)や高濃度のヒ素、硫化水素などは急性中毒を起こし、高濃度では身体の機能異常を感じることもなく、場合によっては即死する事もあり得ます。サリンやVXガスなどテロに使われる化学兵器が人体に与える影響も中毒です。

細菌の感染症は中毒ではありませんが、細菌が出す毒素による症状は中毒に分類されます。炭疽菌といえば過去の生物兵器でしたが、現在も土壌中に存在しています。土壌中には嫌気性真菌や毒素を出す菌など、1グラムの土壌中には数百万種類に及ぶ細菌が存在しています。

土壌中を含めて大気中にも人体に有害な物質や、汚染物質は限りなく存在しています。アスベストは土壌に存在して大気中に撒かれています。近年ではPM2.5やSPM(PM10)などの粒子状物質の飛散が問題になっていますが、粒子状物質の硫黄酸化物や窒素酸化物、ダイオキシンなどの有害物質、大気汚染物質も中毒の原因になります。

中毒を起こす物質の濃度によって症状の現れ方が異なり、鉛や有機水銀、カドミウム、ダイオキシン、ニコチンその他の汚染物質による被害は、人体に蓄積した結果慢性中毒として特定の臓器に影響を与えます。

◇ 身近にあるシアン化合物と中毒症状

低濃度のシアン化合物の場合は慢性中毒が起こります。日常的に摂取するものに含まれていることがあり、銀杏や熟していない青梅、豆類などが代表的なものです。

銀杏には微量のシアン配糖体が含まれているので、体内で酵素によってシアン化合物が生成されます。この場合は、体内で代謝された結果、毒性の強いシアン化合物が作られたことになりますが、これも「シアン中毒」と呼びます。

シアン化物の中毒症状では、嘔吐に次いで意識障害を引き起こし、痙攣や呼吸困難に陥ることがあります。

また、銀杏にはシアン化物だけでなく、メチルピリドキシンがビタミンB6欠乏症を引き起こします。この場合は中毒症状として痙攣を起こしますが、ビタミンB6の投与によって症状は軽くなります。

◇ 中国産の輸入食品の問題

シアン化合物が含まれる可能性のある豆類には、食品衛生法による表示義務がありますが、近隣国では表示をしない場合があるので問題になる可能性は否定できません。特に中国産の全ての豆類は消費者が注意をしても排除する事が難しいので、「食べない、買わない」というのが無難かもしれません。

中国産の食品では添加物や農薬の残留が問題になっていますが、特に海産物や加工品、野菜などには「テトラサイクリン系抗生物質」が含まれています。細菌の特定ができない場合にとりあえず使われる「テトラサイクリン系抗生物質」の消費大国では、生活排水によって河川や海、土壌が抗生物質に汚染されているので当然とも言えます。

また、中国の加工食肉や果物には「大腸菌群」や「二酸化硫黄」が残留しているケースがあり、中国産の食品による健康被害では、食中毒、農薬等の蓄積による慢性中毒の危険性があります。

近年では、「中国産の食品は危険」と言われて社会問題になっていますが、そのおかげでクローズアップされずに済んでいる国も隣国に存在しています。

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