ネット中毒(依存症) ~文字依存と現実逃避~

hiza

インターネット依存症の域を超えて、ネット中毒の症状を呈している者が増えています。エレクトロニック・ヘロインとも言われ、脳が薬物中毒の反応を見せるほどネット中毒症状は医学的にも脳に与える影響は酷いものです。インターネットを断つ際に「離脱症状」として精神に影響を来すために、薬物治療が必要になっている者から、現実逃避が過ぎて自殺に走る若者などが増加して深刻な社会問題に発展しています。

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◇ ネット中毒の原因、文字依存

SNSをはじめ、ニュースサイトのチェックを欠かさない情報中毒は、文字の情報に中毒症状を示します。これも一種の依存症が進化したもので、文字情報が脳への刺激になり、言語による情報を受け付けなくなるようになります。

言語による情報とはテレビのニュースや実生活に必要な対話式の情報収集が主になりますが、長い文字依存のインターネット生活が続くと、音声による言語処理能力が劣ってきます。

わかりやすい例では、文字や図形などの情報を視覚的に判断して行うIQテスト(WAIS)があります。Mensa会員レベルのQ135以上であっても、対話式のIQテストでは問題自体を理解できず、知的障碍者並みの成績しか取れなくなり、IQ80以下に落ちる事もあります。

実際にIQの測定は必要ありませんが、言語によるコミュニケーションは通常の対人関係を意味します。それが不可能になってくるために、自信喪失と現実逃避の末に文字だけの世界から抜け出すことができなくなります。

文字依存の根拠の一部として、日本のテレビ番組では会話内容を日本語の文字として表示させています。文字がなくなれば理解力の低下が起きるため、音声だけでは情報が伝わりにくくなります。逆に文字から得る情報という刺激にも中毒症状は起きるようになりますが、それはドーパミンが関係する中毒症状という説もあります。

◇ オンラインゲーム中毒による脳機能障害

基本的にネット中毒というものは、視覚から得る情報に対して中毒症状を起こすもので、PCの画面に張り付いている時間が尋常ではないFXのトレーダーの情報収集でも起こり得ることです。情報収集をしながら文章を書いているライターも大して違いはありません。

どの様な者が中毒症状として重症になるかというと、オンラインゲームの場合にはっきりとした神経症状が現れるようになります。

ネット中毒の重症例では、ソニーの「エバークエスト」というオンラインゲームが原因と思われる自殺があり、メーカーに対する損害賠償請求事件として訴訟問題に発展するか?というニュースもありました。訴訟に関する後日談はありませんが、そのゲーム中に何が起きたのか?という原因究明が行われています。現在のところPL法は存在しないため、被害者がゲームと依存性の関係を医学的に証明する必要があるという問題もあります。

オンラインゲーム中毒から抜け出せなかった米国の若者は、死の直前までの経過として、仕事を辞めた後は2年間にわたって休むこともなくゲームを続けた結果、うつ病と統合失調症を発症。薬物治療を受けながら、アパートを借りて休むことのないオンラインゲームを再開して1週間後に自殺。

ソニーがどのような精神的依存を形成させるようなプログラムを組んでいたのか明らかにされず、離脱のための手段は教えてもらえなかったということです。ゲームの場合、感情に影響を与えるほど依存性が形成されやすいということがあり、心理的に影響するゲームであるとしても製造者責任法は関係なく、メーカーの責任は問われないという結論のようです。

結局、文字以外でのコミュニケーションが困難になり、人間関係の崩壊を招いたり、視力低下や摂食障害などの身体症状や、引きこもりなどの生活環境の変化から抜け出せなくなるというのが最も大きな社会問題になっています。

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