認知症患者が病院に行かない理由

hiza

認知症の初期症状の段階では、記憶力の低下を自覚しているものです。認知症の患者本人は自分の症状の進行に不安を感じていますが、認知症を認めて治療を受ける事にも不安と抵抗があります。悪化すると自覚がなくなり「自分は病気ではない」と思いこんで病院に行くことを避けようとします。

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◇ 家族が認知症と老化の違いを判断する

本人が自分の意志で病院に行くことがほとんどないのが認知症です。結果的に家族が連れていく事になりますが、老化による記憶力の低下、または認知症特有の症状の違いを知った上で診察を受けさせる方が、本人の自尊心に与える影響は少なくなります。

認知症は一種の感染症のような病気です。脳神経に特定のタンパクの濃度が増えるため、そのタンパクの抗体を投与すると症状が軽減する場合があります。しかし、悪化を続ける病気なので早めの診察と服薬が必要です。

アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の基準は、記憶力が極端に低下することであり、想起力(思い出す能力)の低下が顕著になると認知症の可能性が高くなります。

◇ 昨日、晩ご飯食べたかな?

昨日の夕食の献立を忘れても認知症とは言えませんが、夕食を食べたこと自体を忘れると認知症の疑いがあります。ある出来事に関する全ての記憶が脱落するのが認知症なので、夕食の献立を説明しても、夕食の時に見ていたテレビ番組など、夕食に関連する情報を与えても思い出すことはありません。

一連の出来事の中で夕食の間に起こったことは、全て記憶が抜け落ちているので思い出すことができず、忘れたという確信もありません。(軽度認知症はヒントを与えると思い出します。)

また、糖尿病の持病があれば認知症の可能性は高くなり、脳の萎縮が進行していることが示唆されるので、見当識の異常と認知機能障害があればほぼ確実になります。どの段階であっても、脳神経細胞の破壊と脳の萎縮を食い止めるためにも早期の投薬治療が必要になります。

◇ 認知症の具体的な見分け方

1)記憶力の低下
同じ話を繰り返す。同じものしか食べない。
会話している相手の名前を忘れる。
昔の出来事は覚えているが、新しい記憶ができなくなる。
認知症の初期では、自分の記憶力低下を苦痛に感じて不安になる。

2)判断力・理解力の低下
以前に出来ていた日常生活の一部が出来なくなる。
新しい事が覚えられない。簡単なことが理解できなくなる。

3)見当識の異常
年齢がわからない。忘れてしまったことに気付かない。
どこで何をしているのか分からなくなる時がある。

4)性格の変化
記憶力の低下に伴って不安を感じてうつ病気味になる。
逆に、以前にはなかったような粗暴な一面が見られる。

5)薬を飲んでいる
認知症と判明する前に安定剤や抗うつ剤を服用している。
攻撃的な感情を押さえるために抗精神病薬を服用している。

最初は市役所に相談すると「認知症ケア専門士」を紹介されて、相談をすることは可能です。認知症患者の重症度を判定した上で、病院や介護施設に連れていくことも考えられます。または要介護の場合、認知症専門医を患者の自宅まで連れてくることも可能かもしれません。

その後について説明すると、認知症だけの場合は訪問介護がありません。具体的な流れに関しては市役所や地域支援包括センターに問い合わせてください。

少なくとも、認知症患者の居住環境・家族関係・認知症患者の精神状態などを知り、家族が認知症専門医のアドバイスを受けることができます。

若年性認知症コールセンター(080-0100‐2707)では、平日の10~15時。または、若年認知症サポートセンターのメールでの相談が可能です。(supportcenter@star2003.jp)相談しやすい方を選んで早めの診察・治療を受けましょう。

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