筋肉量が減るサルコペニア肥満

byouin2

サルコペニア肥満とは、ダイエットや加齢、寝たきりの生活、膝関節変形症などが原因になり、筋肉が痩せる肥満体質のこと。食事を減らすだけのダイエットによって筋肉量の減少・体脂肪の増加があると、筋肉による代謝が行われず、生活習慣病の発症リスクの多い不健康な肥満体質になります。

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◇ ダイエットとサルコペニア肥満

若いころに食事を減量するだけのダイエットを行った場合、主に骨格筋の筋肉量が減少して内臓脂肪が溜まりやすい体質になります。体重に変化が見られないとしても筋肉量が次第に減っていく一方で、代謝が行われにくい内臓脂肪の溜まった体になると、さらに運動が出来なくなるという悪循環に陥ります。

筋肉量が減少して肥満体質になるのは高齢になってからではなく、女性の場合は30代から始まります。しかし体重が増加するとは限らず、外見上もそれほど変化がないので、気付かないまま高齢になると本格的なサルコペニア体質になり、骨格筋量の減少と極端な筋力低下を招きます。

炭水化物の消化が出来ない炭水化物不耐症や、乳糖不耐症、グルテン不耐症などは分解酵素を持たないため、カロリー不足が影響して筋肉量の減少につながります。あまり食事を摂っていないのに腹が出て腹部膨満感があると、消化不良を起こしています。

分かりやすい例では、飢餓状態の難民の子供のお腹が出ていますが、栄養不足とカロリー不足により筋肉が極端に減少しています。骨格筋の筋肉細胞が小さい脂肪細胞に変わると細い手足にも関わらず腹部は出ているものです。これもサルコペニア肥満ともいえます。

◇ 筋力増強の逆を行くサルコペニア

サルコペニアの場合、筋肉量の減少によって手足が細くなり、体を支える筋力も失っていきます。筋肉が脂肪に代わり、タンパク質とカロリー摂取量次第では体脂肪が増大していきます。

通常は運動をすることで体脂肪が筋肉に代わるので、ボディービルダーは最初に脂肪を溜め込んで、鍛えながら脂肪を筋肉に変えるという手段を取っています。骨格筋の細胞数は増える事がないので、筋力をつけるためには脂肪細胞が必要になります。

この逆の事を行っているサルコペニアの原因としては、若い頃の不健康なダイエット以外にも、家に閉じこもって寝転んでいる時間が長い・病弱で寝たきりの生活・膝関節変形症などによって歩行時間が極端に減った、なども原因になります。

◇ サルコペニア肥満の怖さ

サルコペニア肥満によって肥満体質がひどくなると、足の筋力低下によって立ち上がることさえできなくなります。基礎代謝が減っているので、脂肪を筋肉に変えるには相当な努力を必要とします。

また、内臓脂肪が溜まると生活習慣病に罹りやすくなります。インスリンに抵抗性が高まるとII型糖尿病になりやすく、食塩感受性が上がると高血圧や腎臓病、内臓脂肪の増加による脂質異常症になれば、血液中の中性脂肪やコレステロールが増えてプラークが出来ると、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。

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