悪玉コレステロール値が高い時の症状、下げる必要性

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LDLコレステロールが低い場合にさらに下げるとどうなるか?というと、80mg/dlを下回ると低LDLコレステロール血症になり、血液中からコレステロールが排出されることがなくなるために以下の症状が出てきます。また、遺伝性のLDL-C血症の場合は肝臓のLDL-C受容体に取り込まれることもないため、上がりすぎた場合は薬で減らす方法しかありません。

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ー低LDLコレステロール血症の場合ー

原発性低LDL血症の場合は、家族性βリポ蛋白血症、脂質吸収不良症候群(脂溶性ビタミン吸収障害)、小脳の異常などがあります。2次性低LDL血症の症状として、肝硬変、慢性肝炎、腎疾患、甲状腺機能亢進症、血管疾患、低栄養などがあります。悪性腫瘍との関連性などが指摘されており、動脈硬化のリスクが高くなります。

LDL-C値はLDL-C= TC – HDL-C – (TG/5) の計算式によって求めます。LDLコレステロールの基準値は決められていないため、25mg/dlを下回ると治療の必要があるという指標になります。

また、それと同時に総コレステロールも下がっていることが多いので、どちらかというと他の検査項目 HDL-C、TC、TG(HDLコレステロール、総コレステロール、中性脂肪)の異常値の有無を調べる方が先かもしれません。

ーLDLと中性脂肪は逆比例ー

他の方法でLDL-Cを減らす場合ですが、例えば中性脂肪が300mg/dlの場合は上記の計算式からマイナス60になります。中性脂肪または総コレステロールを減らすとLDLコレステロールが増えます。LDLコレステロールはリン脂質とアポ蛋白の膜でできており、中に中性脂肪が入っているという状態なので中性脂肪も関係してきます。

中性脂肪値を下げるためには、n-3系の不飽和脂肪酸を摂るだけなので簡単です。DHAやα-リノレン酸を外部から摂取するのが手っ取り早い方法です。

DHAは中性脂肪を減らしますが、LDL-Cを増やします。中性脂肪を増やさないためには通常使っている食用油をn-6系飽和脂肪酸のオレイン酸などの凝固点が低いものに変更しましょう。オリーブオイルには70%のオレイン酸が含まれているため、体内で凝固することもなく排出されやすくなっています。

ちなみに、LDL/HDL比=LH比の上限は5で、下限は決められていません。

ー高LDLコレステロール血症の場合ー

高LDL-C血症の基準値としては140mg/dl以上であり、HDL-C、TG、TCに関係なく、単体で心血管疾患(主に心筋梗塞)のリスクがあります。

これを減らす手段としては、遺伝性の脂質異常症以外の場合は生活習慣の改善になります。食事療法や、適度な運動、禁煙、体重管理などがありますが、最も重要なものは食事療法になります。

脂質の制限(食用油を総摂取エネルギーの20%以内に抑える)、コレステロール摂取量を1日200mg以下に抑える等があります。

遺伝性の高コレステロール血症の場合は、肝臓のLDL受容体が少ないため、受容体に取り込まれることもなく血液中から消えません。生活習慣にも関係ないため、動脈硬化予防のためにも薬物療法しかありません。

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