糖尿病の効果的な食事療法と運動療法とは?

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糖尿病の初期症状が出た場合や、手足の痺れなどの自覚症状がある場合には、運動療法と食事療法は必ず必要になります。糖尿病の治癒が期待できるのはこの時期なので、それを逃すと生涯にわたって糖尿病の治療として、服薬、インスリン注射、透析が必要になる可能性があります。

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◇ 糖尿病の診断基準と努力目標値

糖尿病の診断基準として以下の4項目があります。

1.随時血糖値:200mg/dl以上
2.空腹時血糖値126mg/dl以上
3.75gブドウ糖負荷試験で、2時間後の血糖値が200mg/dl以上
4.多飲、多尿、指先の痺れ等の症状がある場合はHbA1c6.5%以上

以上の1~3のいずれかに該当する場合は糖尿病型と判断されて、2回目の検査で上記のいずれか一つに該当すれば糖尿病と診断されます。4の場合は、2回目の検査を待たずに糖尿病と診断されます。

この時点で血糖値を下げることが出来ない場合は、慢性糖尿病になり、寿命が約8年短縮されます。糖尿病は発がん、脳梗塞、心筋梗塞などによって死亡する確率が高い病気なので、それを含めた統計結果がマイナス8年という意味です。

◇ 治癒が期待できる初期治療

ヘモグロビンA1cが8.0%の治療目標は、合併症の危険が無くなる値として7.0%になります。7.0%に下がった場合や、最初の検査で7.0%の人は6.5~6.0%を目標にします。薬を使うと楽にヘモグロビンA1cを下げる事が出来ますが、その前に運動療法と食事療法で目標の数値まで下げる事ができれば、少なくとも薬を服用する必要はありません。

したがって、初期の段階で血糖値を下げる努力をすれば治癒も期待できます(しかし、高血糖の体質に変化がなければ再発します)。毎日の習慣的な運動により脂肪細胞が筋肉に変わると基礎代謝が増えます。定期的に行ってきた運動を何日か忘れたとしても、基礎代謝の分は毎日同じカロリーを消費するようになります。

◇ 食事療法と減量は全く違います

よく耳にする減量とは、ボクサーや柔道、レスリングなどの格闘技系で、75kg級で挑戦するよりは60kg級の方が勝つ確率が上がるという理由で行うもの。逆のパターンが減量をしないで階級上げ挑戦をするようなものです。しかし、減量は体脂肪率が多ければ危険な行為です。

スポーツで体脂肪率を減らしている場合、筋肉が多いとブドウ糖の燃焼効率が良くなり、主に糖代謝が行われます。インスリンをそれほど必要としないまま、高血糖になることもなく代謝が行われます。あとは水分を排出するだけという簡単な減量方法が取られます。

しかし、Ⅱ型糖尿病の場合は内臓脂肪を溜め込んでいる肥満体質が原因になるので、脂肪細胞に取り込まれたグルコースは消費されにくく、エネルギーを蓄えたまま低血糖に陥りやすくなります。ここまでは普通に低血糖の説明ですね。

Ⅰ型糖尿病の患者では炭水化物の摂取を控えている事が多いので、最初に燃焼する炭水化物が無ければ、タンパク質も脂質も燃焼できません。内臓脂肪の分解はさらに難しくなります。Ⅱ型糖尿病ではインスリンが血液中に余っている糖をエネルギー源にするので、脂肪は燃焼しません。これも低血糖の原因になります。

人間の自律神経は高血糖より低血糖に対して過剰な反応を見せます。Ⅰ型糖尿病の場合はこの制御が上手く行われず、血糖値が下がると、インスリンの不足により糖の代わりのエネルギー源としてケトン体が大量に合成されることにより、血液が酸性に傾いて糖尿病性ケトアシドーシスを起こして昏睡に至ることも考えられます。

◇ 糖尿病の食事療法はどう違う?

食事療法は糖質を少し控えながらバランスよく栄養素を摂るというものです。通常の食事では炭水化物が60%を占めますが、糖尿病の食事療法では、炭水化物、タンパク質、脂質のカロリー配分を炭水化物少なめの4:3:3程度で摂取します。基本的に1日に必要なカロリーより摂取カロリーが下回ればそれだけで減量ができるというのが、カロリー制限を主とした食事療法です。

糖尿病患者がカロリー摂取を少なめにしてハードな運動を行うと、どうしてもケトン体によるアシドーシスが起こるため、ゆっくりとした歩く程度の有酸素運動を続けることが必要になります。

1日3食を同じ時間にきちんと摂って、脂質と炭水化物を普段より控えめにして、良質のたんぱく質を多めに摂るようにしましょう。

最も楽な方法としては、食前に難消化性デキストリン10g~30gほど飲むと、炭水化物の吸収を抑えるので手軽な方法です。お腹が緩くならない程度に摂ってください。食事に含まれている食物繊維ではほとんど効果はありません。何に溶かしてもトクホ扱いの難消化性デキストリンは粉末がパックされているものを1kg単位で買うのがお得です。

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