球技に多い指の変形マレットフィンガーとは

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突き指の後に指が曲がったまま固定されることがあります。主に腱の障害が原因になる事が多くなっています。骨折も加わっている場合は検査と治療が必要になり、治癒に至るまでに指を固定している期間は長ければ3か月ほどかかります。

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◇ マレットフィンガーの骨折の種類

マレットフィンガー(ハンマー指、マレット変形、槌指とも言います)は、球技などの激しいスポーツから、キャッチボール程度でも起こる指の変形のことです。損傷を受ける前の状態として、指が曲がる方へ負荷がかかった場合は当然ながら何も起こりませんが、指を伸ばした状態や曲がらない方へ力がかかるような突き指をすると、骨折や腱の断裂が起きる可能性があります。

突き指といっても打撲から骨折まで幅が広く、完全に治るまでには数日から数か月の治療期間を要します。マレットフィンガーの場合は突き指の中でも最も重症度が高いもので、骨折や腱の断裂により指が動かなくなります。そのまま無理にスポーツを続けていると曲がったまま固定されてしまうことがあります。

マレットフィンガーでは、指の遠位指節間関節(DIP:指の付け根から遠い、俗にいう第一関節)が曲がったままになります。指の骨についている腱が骨折とともに切断されてしまい、曲げることも伸ばす事もできなくなります。

マレットフィンガーは、以下のように2つのタイプがあります。腱だけが断裂したものと、骨折を伴って腱が外れてしまうタイプです。自分の意志では動かす事ができないという状態になり、骨折や腱だけが切れた靭帯損傷では、治癒までに2~3か月という治療とリハビリの期間を要します。

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出典:日本手外科学会

◇ 指の関節は第一関節、第二関節とは言いません

指の関節は分かりやすく表現するために、指先から第一関節、第二関節、第三関節と呼ばれています。これはあくまでも便宜上の呼び方で、誰にでも通用するような分かりやすい俗称です。

正確には第一関節という表現では伝わらない人もいるようなので、かなり面倒ですがとりあえず書いておきます。そして自分の指を見ればわかると思いますが、親指だけは関節が一つ少なくなっています。俗にいう第二関節(PIP)がありません。

遠位指節間関節(DIP:指の付け根から遠く、俗にいう第一関節)
近位指節間関節(PIP:指の根元に近い関節で、俗にいう第二関節)
中手指節関節(MP:指の付け根の関節、ぐーをした時に上に膨らむ第三関節)
そして第四関節はCM関節と呼ばれて、手の甲の関節を指します。

◇ マレットフィンガーの症状と治療

DIP関節(第一関節)が痛み、熱感と同時に指が次第に腫れてきます。症状がなく、関節が曲がるようであれば単なる突き指なので、治療の必要はありません。軽い痛みがあればテーピングや湿布で治るケースが大半ですが、念のために整形外科のスポーツ外来などで画像検査を受ける方がいい場合もあります。

もし、関節が飛び出して指が変形している場合や、疼痛がある、指が曲がらない、まっすぐに伸びないという症状があれば、X線などの画像検査と治療は欠かせません。放射線科が別になっている総合病院や大学病院では、慣れている放射線技師がフィルムを見て所見を書くので、小さな骨折まで見逃される事もなく患者としては安心できます。

逆にベテラン医師がはっきり確認できない時は、MRIでもなんでも撮り直しをさせるという意味では、総合病院の整形外科やスポーツ外来がおすすめです。

画像検査で骨折や腱の断裂が見つかった場合は、副木を添えて指を伸ばした状態で固定します。手術の必要がある場合に限って入院を要しますが、それ以外では通院と安静を保つと治ります。指を使う前には必ず主治医の許可を得ましょう。自分の判断で治ったと決めつけるのは危険です。

指の障害はハンマー変形だけでなく、スワンネック変形やボタン穴変形もあります。それぞれ指を横から見た形に過ぎないので、病名としては症状がわかりにくい部分もあります。これらは主に靭帯の損傷や他の原因による弛緩が原因になるものです。症状は指が自由に動かせないまま変形が見られるので、指をまっすぐに伸ばして固定することが必要になります。

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