子供が目を打った時などに必要な応急処置とは? | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

子供が目を打った時などに必要な応急処置とは?

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1~2歳の脚力の弱い子供は転びやすく、頭や顔をぶつけることがよくあるものです。まぶたから出血している時、「眼球から出血していないようだから大丈夫」と判断して、眼科で診察を受けなければ後遺症として視力障害が残ることがあります。

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◇ 目を強打した時に必要な措置

子供は自分の視力の異常に気付くこともなく小学校に入り、視力検査を受けて近視であることを親が知ることになります。その時に気付いても既に治療が有効な期間は過ぎているため、眼鏡をかけて学校生活を送ることを余儀なくさせられます。親による早期発見、早期治療が後遺症を残さないための手段になります。

1)目の周りを強打した場合

まぶたとその周辺は軽い衝撃でも腫れやすいので、必要以上に心配するかもしれませんが、眼窩の周り(眼球が収まっている骨の部分)の腫れだけであれば、ほとんどの場合において心配はいりません。腫れは1週間程度で収まります。もし眼窩に骨折があるようなら痛みを訴えるので、X線やCTスキャンなどの画像検査を含めて総合的な眼球の検査が必要になります。

2)眼球を打ったかもしれない場合

まぶたに傷がある、または、あざが残っていれば眼球を打っている可能性があります。意思表示のできない小さな子供では、目を開けにくくなり泣くことで痛みを訴えているため、それに親が気付いて眼科で診察を受けることが必要です。また、痛みがひいても涙が止まらないときは角膜のダメージが考えられます。眼球が押されても勝手に元に戻りますが、戻らなければ外見や視力の低下で判明します。

まぶたを自分で開けることができて痛みを感じないようなら角膜に傷はありません。結膜(白目の部分)に内出血がなく、視力の低下やモノが二重に見える複視がなければ、緊急の処置を要することはほとんどありません。

◇ 目の中に薬品や異物が入った時の応急処置

3)目の中に固形の異物が入った場合

まつ毛1本でも相当な痛みを感じるので、目の表面の異物は分かりやすいものです。水で洗い流しても痛みに変化がなければ、目を触ることができないように処置をして、119番で応急処置の指示を受けながら判断を待つという手段もあります。必要に応じて救急搬送の判断をしてくれます。角膜に異物が刺さっていれば緊急手術になることがあります。

4)特定できない何かが目に入った場合

台所や風呂、洗面所、トイレなどに置かれていた石油製品や酸性の汚れ落とし、アルカリ性の洗剤などが目に入る可能性があり、痛みを訴えるときは目を洗い流すことが先決です。救急車を要請したあとに仰向けにして水をかけるのが効果的で、泣いても暴れても目を開けて10分程度水で流します。その間にどのようなものが、どれだけ目に入った可能性があるのか探しておく必要があります。医師に伝えると処置は簡単に済む場合があります。

◇ 何かが目に刺さった時の応急処置

5)水晶体に何かが刺さった場合

角膜やその奥にある水晶体に刺さるというのはごく稀なことで、鋭利なものでないと刺し傷はできないものですが、もし、コンパスや鉛筆の先などが刺さると激しい痛みがあり、涙が止まることはありません。自らまぶたを開けることもできませんが、刺さったものが小さければ感染防止と水晶体が流れ出るのを避けるために、出来るだけ抜かずに救急車の到着を待ちましょう。

6)硝子体や網膜に刺さった場合

そういうケースは滅多にありませんが、もし不幸にして硝子体まで届いてしまった場合、眼圧の低下と網膜剥離の予防のために救急の手術が必要です。感染を起こすと眼球摘出(眼球内容除去)にもなりかねません。最低限のダメージで済ませるためにも、小児向けのCTやオープンMRIを設置している救急指定の総合病院など、手術が可能な眼科の連絡先を把握しておく必要があります。

 

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