女性の4割以上が悩む、腹圧性尿失禁とは?

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笑ったり、咳をしたとき、階段の上り下り、走っている時など、日常の何気ない動作やスポーツをしている時に、尿意に関係なく漏らしてしまうという尿失禁のひとつ。全国4000万人以上の女性が経験していると言われ、中高年の女性同士では2人に1人は日常的に起きている軽い失禁なので、「あ、漏れた」と笑って済ませることもあるようです。その腹圧性尿失禁の原因とは?

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◇ 腹圧性失禁の症状と原因

腹圧性尿失禁という症状名の通り、腹圧によって膀胱が圧迫されて起きる症状、または現象のことを指したもので、内臓を支える腹膜の下に子宮と膀胱があるという圧迫を受けやすい構造が原因になり、少量の尿漏れがあるというものです。

横隔膜から下の臓器を支える腹膜は腸の重みで垂れ下がり気味なので、その下にある子宮と膀胱は骨盤の下部にある骨盤底筋との間で圧迫を受けることになります。通常は膀胱の平滑筋とその下にある膀胱括約筋と尿道括約筋で畜尿と排尿を行っていますが、尿道括約筋は骨盤底筋の一部として機能しているため、経産婦は骨盤底筋が緩みやすくなっています。

骨盤の底にある筋肉と書いてもわかりにくいですが、女性の場合、尿道括約筋、肛門括約筋、膣括約筋が骨盤底筋の一部として、それぞれ自らの意思で動く随意筋として存在しています。骨盤底筋の緩みがあるとそれぞれ排泄などの生理機能の一部を担っている括約筋の筋力が下がり、腹圧がかかると膀胱への圧迫が大きくなるため、腹筋に力が入った時に危険な状態になることがあります。

といっても、膀胱に腹圧がかかるのは瞬間的であるため、ほんのわずかな尿漏れで済むというのが腹圧性尿失禁です。思春期では女性らしい体になると脂肪が増えて筋肉が減り、20代からは次第に筋力低下が始まります。特に出産後は加齢とともに腹圧性失禁の回数が増えていきます。更年期を過ぎると女性ホルモンが減少して、さらに筋力低下が起こります。その結果、女性の骨盤底筋の筋力に衰えが出てくるのは必然とも言えます。

また、それに加えて女性の尿道の短さも影響して尿漏れの原因になり、男性より1.4倍ほど多くなっています。また、面倒な常在菌(大腸菌・腸球菌)の感染症や性感染症も尿道の短さが影響して感染を起こしやすくなります。男性は外に出ている分尿道が長くなりますが、残尿感などが起こりやすくなり、前立腺を持つ男性なりに困ることはあります。

◇ 骨盤底筋を鍛えて、下半身のトラブル対策を!

腹圧性失禁は女性が圧倒的に多いのですが、悩む必要はありません。骨盤底筋を鍛えることで、女性の下半身に起きるあらゆるトラブルを未然に防ぐことができます。骨盤底筋体操では下部の括約筋の全てを鍛えることができるため、尿漏れを防止して感染の確率を減らすことが可能です。

具体的な方法は、Youtubeなどで「骨盤底筋体操」のキーワードで検索をかけると多数ヒットします。男女ともに腹圧性尿失禁で悩んでいる人は意外と多いようで、下半身のトラブル防止のための骨盤底筋体操を多く見かけます。

簡単に言うと、お尻から前にかけて力を入れることが最初に行う事で、仕事中に座っていようと、どんな姿勢でも行えるというのがメリットです。

また、骨盤底筋は腹筋とつながっているので、骨盤底筋と腹筋を同時に鍛えるとその中間にあるウェストが細くなり、腹部が引き締まるという効果もあります。内臓の圧迫を受けていた骨盤は正常な位置に戻り、姿勢が良くなるというメリットもあるので、腹圧性尿失禁に心当たりがあり、筋肉が緩んでいるような症状があれば骨盤底筋周りの筋肉を鍛えることをお勧めします。

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