頻尿と切迫性失禁の原因、「過活動膀胱」

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過活動膀胱とは、意に反して頻繁に尿意を感じることであり、頻尿や切迫性失禁の原因になる症状を意味しています。具体的な膀胱の状態としては、不随意筋の膀胱平滑筋が意思と異なる動きをすること。または、収縮と弛緩を繰り返すことで、神経因性と非神経因性過活動膀胱に分類されます。尿失禁の直接的な原因として膀胱が受ける症状を指しています。

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◇ 過活動膀胱の原因と関連する症状

「急に尿意を感じてトイレに行こうとしても我慢できない状態になる」「夜中でも数回トイレに行くようになる」「トイレから出たあとに残尿感があり、何度もトイレに行く」という症状です。40代から増え始めて40代以上の患者数は800万人に及びます。

頻尿や切迫性尿失禁との混合型を含み、腹圧性尿失禁と合併することもあります。尿が溜まっていないにもかかわらず膀胱が収縮してしまうことが具体的な原因ですが、その原因となる膀胱の異常な動きのことを過活動膀胱と呼び、原因別の分類が行われています。

過活動膀胱が神経因性の場合の具体例として、脳血管障害による脳梗塞や脳出血による後遺症、パーキンソン病などの精神・神経疾患や、脊髄の外傷による神経断裂が原因になり、膀胱を含めた下半身の制御ができなくなるというもので、主に脳神経外科、神経内科、整形外科などが取り扱う病気が大半を占めています。

非神経因性の場合は、それ以外の神経とは関係しない症状や疾患が原因になるものであり、不随意筋の膀胱平滑筋を制御している自律神経の異常を含みますが、それ以外では原因が判明しない場合が多く、いまだに原因不明の過活動膀胱が最も多くなっています。または、十分な検査が行われていない可能性もあります。

◇ 過活動膀胱による尿失禁の検査と治療

診断は主に問診と患者の問診票の記入内容で決まります。この時に使用される問診票は「過活動膀胱症状質問症(OABSS)」というもので、男女共にほとんど同じ内容の4問だけです。

・日中の尿意(0~2点)
・夜間の尿意(0~3点)
・急な尿意と切迫感(0~5点)
・切迫性尿失禁がある(0~5点)

日中の頻尿、夜間の頻尿の頻度、切迫感の強さ、切迫性失禁の頻度の4項目なので、自分で判断することも可能です。

OABSSの自己採点を医師に見せるだけで、検査を行う事なく過活動膀胱の診断が下ります。ただし、過活動膀胱の合併症や、過活動膀胱に似た症状が混ざっていれば、それらを特定するための検査を行います。

感染症がある場合でも同様の症状が出ることがあるので、血液検査を行います。エコー検査では膀胱の尿量の状態を確認した後は、患者に排尿の記録を付けるというもの。その後は尿意があっても我慢する時間を増やしていく膀胱訓練や、筋力強化のための骨盤底筋体操を行います。

症状がひどい場合に、抗コリン剤や筋肉弛緩剤が処方されます。薬の服用で尿意を感じなくなり、膀胱の平滑筋を弛緩させることは可能で即効性のある治療ですが、薬をやめると再発しやすいものです。

◇ 頻尿、尿漏れには鍼灸院での治療がお勧め

患者数の多い頻尿や過活動膀胱の場合は、軽症の場合に診断と治療のために病院に行く必要がなく、診断は自己判断、治療は筋力アップと尿意を我慢するというもので、自律神経と内臓が関係する症状はやはり東洋医学が進んでいます。抗コリン剤で治らなければ鍼灸院に頼るしかないというのが現状です。

WHOによると、頻尿や過活動膀胱は鍼灸院の適応症であると認めています。鍼灸院で免疫力(自然治癒力)を高めて再発防止も期待できます。腎臓から尿路や膀胱、尿道の間東洋医学の方が勝っていると言えます。感染症の治療も耐性菌が増えてきた抗生物質よりも漢方薬がお勧め。排膿散乃湯は漢方の抗生物質といわれ、腎臓から下の感染症に効果を発揮します。

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