シンデレラ・コンプレックスの現代版

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青い鳥症候群の「探し求めているものが身近なところにあっても気付かない」という高い理想を持ち、自分を見失って現実を直視しない。という意味にも似ているところがありますが、シンデレラ・コンプレックスは自らの幸せを求めるための行動を起こさないというのが大きな違いで、ひたすら何かを待ち続けて、その何かを得てもさらに待ち続けるものが生まれて自主性を失うというもの。

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◇ 潜在的願望と自主性の無さ

潜在的な願望を持つことは誰にでもあることで、それ自体は不思議な事ではありません。本来の意味は、実現性のある願望を潜在意識の中に閉じ込めてしまうという、自主性・積極性の無さが特徴の女性のことを表しています。他人任せの願望と自立心の無さもその特徴に含まれています。

シンデレラ・コンプレックスとは、米国の作家コレット・ダウリングが示した概念のことであり、童話の「シンデレラ」と似た話として、自分が求める何かを潜在的な願望として持っていながら何もできずに待ち続けた結果、「白馬に乗った王子が現れて自分を連れていく」という現実離れしたサクセスストーリーを理想像として夢見ることです。ちなみに潜在意識の理想とするものが現実になり、自分に起こった場合はシンデレラ・ストーリーと言う場合もあります。

◇ 通俗心理学に使われたシンデレラ

シンデレラ・コンプレックスは作家が考えたものであり、非常に一般大衆に分かりやすい定義であるため、心理学者以外でも理解や表現が容易で、誰もが例として用いることができるという意味で「通俗心理学」に分類されています。

あまりにも分かりやすく奥が深くない概念なので、微妙に付加価値を付けてもっともらしく考えられたコンプレックスとその原因が次第に増えて、結婚に向けた対処法に変わっています。

「結婚は妥協の産物なので、歩み寄りも必要」
「結婚できるかどうかの境界線は、どこまで妥協できるかどうか?」
「男性に依存して守られたいけど自立もしたいという矛盾の板挟み」
「恋愛したくても、理想の相手と巡り合えないという不幸な状態」

これは、シンデレラが妥協を求められているようで、潜在意識が顕在化して、焦りを含んだ積極性を感じます。

本来は、「妥協を嫌い、男性に面倒を見てもらうということが前提で、理想は高いまま潜在意識にある依存型願望」なので、そこまで積極的に頑張るとシンデレラ・コンプレックスと離れつつあるようです。まるで、シンデレラが婚期を逃したくないと焦っているかのような解釈も増えています。

結婚に至った場合でも、自主性を見失って男性に依存する性格は変わらず、結局のところ、自立心は生まれないというのが現代版シンデレラであり、主体性のないコンプレックスを持ち続けているということは前提として変わりません。

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