痛風と血糖値の関連性と痛風治療の謎

痛風の男性

痛風は尿酸値の上昇で糖尿病は血糖値の上昇であって、原因と症状が異なるため、一見、無関係にも見える痛風と糖尿の関係ですが、共通点は原因に生活習慣病があり、カロリーの摂りすぎ・肥満・運動不足などがあり、どちらも腎臓が原因となっています。そして対策としては、生活習慣の見直しで両方の症状が治まることになります。

スポンサードリンク



ー痛風の主な原因ー

痛風の発作の原因としては、関節に溜まった尿酸が原因物質であり、関節腔の中で尿酸ナトリウムの結晶になり沈着していきます。そして、それが取れた時に異物とみなされてマクロファージや白血球が集まってきます。排除しようとしても無機物でもある尿酸を排除することは難しいため、そこで尿酸を捕食しているマクロファージや白血球によって炎症を起こして激痛を感じることになります。炎症反応とそれによる痛みは尿酸が分解されるまで続きます。

痛みの発作は7~10日間続いて痛みが消えます。しかし、そのまま尿酸値が高い状態が続くと、同じことを繰り返すために尿酸値を下げるという安易な手段が取られていますが、根本的な治療にはなりません。

ー痛風の日本での治療法ー

ストレスや生活習慣が影響されるといわれており、尿酸分解酵素の尿酸オキシターゼの不活化により尿酸が高濃度になることが問題とされています。他にも遺伝的な要因で尿酸値が上がると言われていますが、その遺伝子の特定ができていないため、諸外国では安易に尿酸値を下げる事は好ましくないとされています。しかし、日本での治療方法としては、痛風の発作を軽減させるために血中の尿酸値を下げる手段を取っています。

関節リウマチと痛風は自己免疫性疾患でもあり、マクロファージによって血管に炎症を起こしながら関節の周辺に炎症を起こすという意味では関節リウマチと似ている痛風ですが、全身の関節だけが痛む症状と、痛みがなくなる期間があるというのが痛風と関節リウマチの違う点です。

基本的に作用が似ているということは、マクロファージの活性化を抑えることで、炎症を抑えて痛みを取るという意味ではCRH2受容体にPGD2を作用させて治るということになりそうです。(マクロファージの受容体CRH2にプロスタグランジンD2を作用(阻害)させて、痛みや炎症の伝達を無くすという方法)

ー痛風と関節リウマチの関係ー

関節リウマチと痛風の発症メカニズムと症状は似ていますが、生活習慣が共通した原因ではありません。発症メカニズムに関わる原因物質としては、関節で結晶になる物質は関節リウマチと痛風の両方とも、ヒドロキシアパタイト、シュウ酸カルシウム、ピロリン酸カルシウムです。

痛風は尿酸ナトリウムが1種類多くなっています。関節リウマチも痛風も分類としては「結晶誘発性関節炎」なので同じようなものです。利尿剤が痛風を起こす原因になっているため、高血圧を介して糖尿病とつながっているのかもしれません。という無理のある結論になります。

ー痛風と糖尿病の関係の謎ー

どちらも生活習慣病ということで、生活習慣に関する病気がすべて共通の対策で症状が治まるのではないか?と思われたあなた、その通りです! 生活習慣が原因で発症する病気だから同列に扱う必要があるのか?という問題になりますが、生活習慣次第で同時期に発病しやすいという意味では併発のリスクがあるだけで、他は何の関係もありません。

糖尿病と痛風は合併症を起こしやすいだけであって、無理に結びつけようとする医療関係者や患者などは多いですが、関連性はありません。という結論にしたいのですが、ボストン大学で何やら新発見があったようです。

「痛風は2型糖尿病のリスクを上げる因子となり、女性にそれが多い。」という痛風患者16万人(平均年齢68歳)を対象とした統計結果がありました。痛風の女性は糖尿病を併発するリスクが5%高くなり、男性が3%高まるという結果ですが、因子の存在は明らかにされていません。同時に治療を行うのは難しくなるでしょうが、どうしてこの2つを結び付けたいのかわかりません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る