痛風の合併症状と痛みの期間・食事の影響

痛風の男性

痛風とは、尿酸が難溶性であるため、何らかの要因で分解できなくなり高尿酸症になった結果、関節腔で尿酸が溜まって結晶化した結果、沈着します。この時点では痛みはありません。結晶が剥がれた時にマクロファージと白血球によって炎症を起こし、全身の関節に痛みを感じるというものです。関節腔では様々な化合物が結晶となって溜まることがあります。関節リウマチではシュウ酸カルシウムなど4種類の化合物が結晶として溜まります。間接全体に炎症を引き起こすために関節を破壊してしまうこともあります。

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ー痛風の合併症ー

統計上確率の高い合併症としては、慢性腎臓病、高血圧、肥満、脂質異常症、尿管結石などがあります。腎臓に尿酸が溜まって結晶化して結節ができると慢性腎臓病になり、尿管結石の原因にもなります。尿管結石は群発頭痛と並んで人間が味わうことのできる痛みワースト1であり(歯にフッ化水素酸は医療ミスなので除外)、モルヒネが切れたら痛みで吐き続けます。超音波で破砕することになる前に予防できる病気なので、生活習慣の改善を含めて何らかの対策を立てる必要があります。

遺伝体質であっても生活習慣病に関係しています、糖尿病を同時に引き起こす可能性もあります。痛風発作は放っておくと勝手に治りますが、発作は年に数回起きることになり腎臓への影響も次第に大きくなります。痛みが続く期間は3日から10日ほどで、1年に数回の発作を起こします。

ー生活習慣の改善で合併症予防ー

太りすぎると関節への負担とともに尿酸の結晶が剥がれ落ちて痛風発作を起こしやすくなるため、肥満は最も避けるべきです。痛風の治療としては、関節炎の緩和と高尿血症の治療ですが、高尿血症に対しては生活習慣の改善と尿酸降下剤による治療が行われます。カロリー制限を行って肥満を防止することが動脈硬化など合併症の予防にもなり、痛風発作の頻度を下げることにもなります。

食生活の改善としては、プリン体を含むものを摂りすぎないこと、と言われています。体内にあるプリン体は分解されて尿酸になり、食事から摂取するプリン体があるために1日の許容量を超えることで高尿酸症になる可能性もあります。

プリン体を多く含むアルコールを控えて水分を多めに摂ることで予防を兼ねることになります。平均的な日本人は体内の尿酸の総量が約1200mgを超えると血液中の尿酸値が上がっていきます。1日の代謝量が約700mgなので、それを超えないようにカロリーを抑えた食生活も大切です。

ー痛風の原因物質プリン体の謎ー

痛風になるとプリン体を摂取することは控えましょう。と言われていますが、高尿酸血症に対してプリン体制限食で減らせる尿酸はほんの1mg/dlにすぎません。

ビールにプリン体が多く含まれているということで気にする人がいますが、大瓶633mlで平均30mg程度です。その一部が尿酸になります。1日の尿酸の許容量が700mg~1000mgであるため、ほとんど関係ありません。しかし、アルコール代謝を考えれば乳酸との関係もあり、問題がないとは言い切れません。

染色体をもっているものはプリン誘導体としてアデニン・グアニンなどが作られているので、染色体の半分はプリン体です。染色体分解と合成のためのリサイクルとして再生。1日の代謝量の多くを占めると思われます。

高タンパク食や、高プリン体を含む野菜などは痛風発症に無関係だという説もあります。

「尿酸の80%が腎臓から尿として排泄され、残りの20%は消化管から糞便中に、もしくは汗とともに排泄される。」という説もありますが、尿酸は汗とともに排出できないので、汗をかくことで血中の尿酸値が上がるといわれています。

「プリン体の80%は腎臓から尿として排出され、残りの20%は消化管から糞便中に、もしくは汗とともに排泄される。消化管や汗から排出されるプリン体が20%(200mg/day)である。」と断言している医者もいますが、汗と一緒にプリン体は出ません。染色体のアミノ酸も汗と一緒に出ることはありません。

結局、プリン体と痛風の関連性はわかっていないのが、現在の医療の現状です。

ー尿酸値を減らして適度な運動をー

尿酸値が7mg/dlを超えないように生活習慣の改善をする必要があります。8mg/dl以上で合併症があると治療と生活改善の必要があります。9mg/dlを超えると本格的な治療と予防の必要が出てきます。

適度な運動は必要ですが、過度に筋肉を使うような運動は疲労物質としての尿酸が筋肉に溜まり、遺伝的体質によっては尿酸の分解が追い付かないため、血液中の尿酸値を上げることになります。

極端な減量も尿酸値を上げることになるので、1か月に4kg以上の減量やハードな運動は逆効果になります。1か月に2kg程度の無理のない減量を行いましょう。有酸素運動で効率よく消費するのが理想的で、筋肉量を増やすことで基礎代謝が増えてカロリーを消費しやすい体になります。

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