インスリンの働きを良くする食べ物

大豆

インスリンの働きを良くする場合、インスリンの補助的役割として作用する物質、増強作用のある物質、インスリンの受容体に結合する物質の3種類しかありません。シンプルな化合物からホルモンまで考えられるので物質と書いています。女性ホルモンのエストロゲン受容体に作用するものとして大豆イソフラボンがありますが、エストロゲン受容体に作用するものであれば、大豆でもなんでもエストロゲンと見なされます。インスリンも同じく、インスリンの受容体と結合すればインスリンと見なされて血糖値を下げる作用があります。

スポンサードリンク



ー膵臓のβ細胞を効率よく使うためにー

■インスリンと配列が酷似したポリペプチドの一つに、そのインスリン様成長因子IGF-2(Insulin-like grown factors-2)があり、脳、腎臓、膵臓、筋肉から分泌されます。大人ではインスリンの600倍の濃度で存在するという。ガンや糖尿病などに重要であるとされて、IGFはインスリン受容体、インスリン関連受容体に結合します。インスリン様成長因子1(IGF-1)とIGF-2はIGF-1受容体と結合して活性化してインスリン受容体と弱く結合します。IGF-1は乳汁中に存在するとされており、それぞれの受容体決定のための研究が、東京大学大学院農学部で行われています。

■インスリン様物質(グルコキニン):インスリン様物質を単離して、液クロなどでの性質の類似点が多いことを発表した内分泌学者がおり、様々な植物にグルコキニンが含まれていることを発見。インスリン受容体との結合も確認済みとのこと。副作用の方は不明。

■昆布や天然水に多く含まれているバナジウムに血糖値を下げる効果があることは実証済みですが、インスリン様物質として受容体に作用するため、血糖値が下がります。また、ブドウ糖や中性脂肪の蓄積を抑えて血糖値を下げるため脂質異常症にも効果があり、天然水の場合は1リットル中に65μg程度の濃度が飲料から摂取する場合に効果的だという統計結果があります。毎日180mlを飲むことで血糖値と中性脂肪値に明らかな変化があったということです。

■血糖値を下げる効果があるとして厚生労働省が認可している特定補助食品としては、高濃度茶カテキン(576mg/340ml)を1日1本、12週間継続して糖尿病患者に摂取させたところ、134mg/dLから126mg/dLに低下、HbA1cは6.7%から6.3%に低下したという花王の研究結果があり、トクホとして販売中。

※ただし、空腹時の飲用で肝機能障害が起こることが確認されながら、販売は継続中。

ー血糖値を上げる物質、その他の未確認情報ー

注意:血糖値を上げる働きのホルモンとして、グルカゴン、成長ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールなどがあるため、それを避けながら生活をすることも必要です。

※未確認情報として、血糖値降下作用のある植物由来の成分ピニトールは植物インスリン様物質といわれています。生活習慣が影響して起こる2型糖尿病ではインスリン抵抗性が上がりインスリン感受性が下がるため、ピニトールの摂取によってインスリン抵抗性などの改善を図ることが可能になります。

このピニトールが含まれている食品として、大豆加工製品として黄粉や豆乳に多く含まれています。他の植物ではアイスプラントにもピニトールが含まれています。メタボリック症候群改善にも使われているアイスプラントですが、血糖値を下げる植物として期待されています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る