膝関節内側の痛みと水(関節液)について

riumati

膝から下の関節は全体重を支えているために、体の中で最も影響を受けやすくなっています。正常な状態では摩擦がありませんが、歳をとるとともに滑膜(関節の先にあるクッション)が減っていくことで、摩擦が増えて関節に炎症が起きます。そして滑膜の中の関節軟骨が減っていくために、衝撃吸収能力が低下して、膝に負担をかけるほど痛みは大きくなり水が溜まりやすくなります。

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ー滑膜の負担と関節液の成分変化ー

クッションが減って摩耗の程度に偏りがあると水が出ることもありますが、「水」とは関節全体を包んでいる関節包の主成分で関節液を指します。ヒアルロン酸を含んだ粘性のある液体で、これが炎症により関節包内に過剰に分泌されて滞留すると、水が溜まる(膝関節水症)という状態になり神経を圧迫します。

股関節の柔軟度を失うと膝の内側の軟骨が圧迫されやすくなるため軟骨が偏って減少していきます。そして削られた軟骨の一部が関節液に混ざると痛みが更に悪化します。細菌に感染すると濁ってきますが、炎症による化膿では膿が出てきます。通常は薄い黄色の透明な関節液が障害の状態によって成分が変わってきます。

ー関節破壊の危機ー

筋力でカバーできていれば関節への負担も減りますが、筋力が衰えている場合は、軽く走ったり歩くだけでも過度の運動になってしまい、骨にダメージが及ぶと痛みが増して悪循環となります。

水が溜まった時点で無理をしないで、股関節のストレッチを行ったり、膝に負担のない程度の運動は必要です。痛みがある時は室内でストレッチや膝の筋肉の血行を良くしたり、足に荷重をかけない状態で休息を取りましょう。水を抜いてヒアルロン酸とステロイドを注入することで一時的に楽になりますが、そこで無理をすると悪化の一途をたどります。

膝関節の内側の軟骨は全て消失するため関節は安定感を失ってしまい、脱臼寸前の状態になり、靭帯が緩むと歩行困難になります。最後には骨同士がクッションのない状態でこすれ合うと激痛が起こり、そのままの状態では歩行できなくなります。ここまで悪化すれば人工関節しか治療方法はありません。

ー悪化する前に筋トレをー

ここまで悪化する前に、水を抜く処置をしている間に筋肉を鍛えることで予防できます。関節液を抜くたびに関節の状態がわかるので、「化膿していないかどうか?」「滑膜はまだ残っているか?」「軟骨の状態は?」「軽い運動をしてもいいのかどうか?」ということは医者に判断してもらいます。

患者はできる限りの努力をして、関節破壊や手術を避けて健康な生活を送るために、関節の周りの靭帯と軽い筋トレを欠かさず行うことが必要です。500メートルでも無理をしないで歩ける間はまだ大丈夫でしょう。

痛みを感じたら自宅に戻れるように運動量に余裕をもたせて筋肉と靭帯を鍛えましょう。あまり遠くに目標を置くと、帰りに無理をすることにもなりかねません。

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