肺炎の症状の違い(子供・大人・高齢者の場合)

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肺炎球菌やマイコプラズマによる肺炎は重症化しやすく、全ての細菌やウィルスにより肺炎を起こす可能性があります。初期症状として、発熱、咳、呼吸困難などがありますが、小児の場合は乾いた咳のため、小児科を受診しても軽い風邪と間違えられることが多くなっています。

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ー解熱鎮痛剤を使うか使わないかー

子供の場合、病院でもらった薬や市販薬などで熱を下げようとしても、一時的に下がりますが再び高熱になるのが肺炎の一般的な症状です。特に小児の場合は「40度の高熱が1週間続いても大丈夫」と医者に言われて解熱鎮痛剤を使わないという妙な指導が小児科で行われているため、肺炎特有の発熱を見逃しやすい傾向にあります。

何度か解熱鎮痛剤を使って熱が下がらず、呼吸が苦しそうな状態であることに気付いて慌てて救急病院に連れて行くと、X線のフィルムには肺全体が真っ白に写って深刻な状況になっていることもあります。

X線で真っ白に写っているのは肺や気管支の炎症であり、広範囲にわたって炎症が起きているほど生命の危険も出てくるため、深夜の診察後であっても即入院ということになります。

運悪く酸素吸入などの設備が整っていない病院に入院すると、ウィルスや細菌の培養も遅れて原因菌の特定もできず、処置が遅れることになります。そこで診療内容に疑問を抱いてすぐに転院できる場合は助かりますが、他に選択肢のない場合は死亡という最悪の結果を招くことになりかねません。

ー親が最低限の知識を持つ必要性ー

1歳や2歳の子供が自分の症状を説明することは困難です。これに気付かない親や、40℃を超えてもできるだけ解熱鎮痛剤を使わない方針の場合は子供の死亡率も高まります。せめて子供の胸に耳を当てて呼吸音を聞く程度ならできるはずです。

「一般的に3日~4日間呼吸が浅くなり、ぐったりして食欲がない場合は肺炎を疑って診察を受けましょう」などとのんきな事を言っている小児科の医者もいます。高熱があっても肺炎を疑う医者は稀です。セフェム系の抗生物質とアセトアミノフェンで済ませる医者には、せめてX線撮影をリクエストしましょう。

原因菌の特定ができない場合はテトラサイクリン系の抗生物質を使うべきです。副作用として永久歯が黄色くなることもありますが、重症の可能性も否定できない状況でそんなことは関係ありません。

ー大人や高齢者の場合ー

大人であれば、自分で風邪ではないと判断して、呼吸器科や内科で胸の苦しみ・咳が止まらないなどの症状を訴えると、医者は気管支炎や肺炎を疑ってX線撮影をするのが常識です。肺に異常が見られない時はマイコプラズマ感染症の血液検査と同時に、マクロライド系の抗生物質が処方されます。マイコプラズマ感染症で、血を吐くほどの咳があってもステロイドを併用すれば次第に楽になっていきます。

高齢者の死亡者数は5%~10%と多いために、65歳以上の場合は肺炎球菌ワクチンで予防できます。インフルエンザの流行時期であればインフルエンザワクチンで感染予防が可能です。

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