副鼻腔炎の症状と歯痛や咳の関係

bien

急性の場合、アレルギー性鼻炎などから鼻腔の炎症が起こりますが、その炎症が副鼻腔に及ぶと副鼻腔炎になることがあります。一般的な症状として、急性のアレルギー性鼻炎の場合はくしゃみ・鼻水・鼻づまりですが、それが長引くと鼻腔の奥にある副鼻腔に炎症が起きることで細菌が溜まりやすくなります。

自ら持っている常在菌による感染ですが、その温床になりやすい形状をしていると慢性化することになり、副鼻腔炎も次第に慢性化していき膿が溜まるようになります。これが持続すると蓄膿といわれる症状になります。

スポンサードリンク



ー副鼻腔炎から起きる広範囲の症状ー

鼻粘膜の炎症により腫れが広がって鼻腔が狭くなるため、鼻詰まりが起きやすくなります。睡眠時無呼吸症候群の原因にもなりますが、口呼吸が増えるようになると、口腔内や気道が乾燥しやすくなるため感染症も起こりやすくなり、カラ咳も増えてきます。咳が続くと喉の痛みを伴って上気道炎を起こすこともあります。

副鼻腔に膿が溜まっていくと鼻をかんでも副鼻腔と鼻腔の間が塞がってしまうために、鼻詰まりも悪化します。副鼻腔内の圧力が上がり慢性化することにより、頭痛や頭重感、集中力や思考力が低下したり、疲れやすさも出てきます。副鼻腔は歯根の上まで広がっているため顔面痛を引き起こして、歯痛と混同されることもあります。

そのため、歯根端の化膿と区別する必要があるので歯茎のX線撮影を行います。副鼻腔の化膿はCTスキャンによってその範囲を把握することができます。副鼻腔炎の悪化により鼻水は黄色の膿になることがあり、それが喉に流れ込むと感染が広がるために喉の違和感や不快感を感じるようになります。同時に咳が出て止まらなくなったり声のかすれが起きたりします。副鼻腔の化膿が3か月以上持続すると慢性と診断されます。

ー慢性副鼻腔炎の治療ー

鬱血(充血)がひどく、鼻閉による呼吸困難などがあれば、フェニレフリンの点鼻やブソイドエフェドリン塩酸塩の経口大量投薬により血管を収縮させて鬱血を改善して鼻閉を一時的に治すような処置を行います。血管収縮剤の長期投与はリバウンドが酷いため、急性の場合に短期投与が行われます。

副鼻腔炎の原因としてウィルス以外では、連鎖球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌の3種類が代表的なものであるために、古典的な方法ではマクロライド系の少量長期投与が行われていました。(現在も行われているようです)

現在では第一選択薬として(商品名:オーグメンチン、クラバモックス)が使われます。このアモキシシリンとβ-ラクタマーゼ阻害剤の合剤(細菌によるアモキシシリンの分解を防いで耐性形成防止)を最低10日間投与します。ペニシリンアレルギーがあれば、ST合剤:サルファメソキサゾール+トリメトプリム(サルファ剤+細菌のDNA合成を阻害)が使われます。

通常は抗生物質と耐性阻害酵素などの長期投与で治ることが多いですが、再発を繰り返す場合は排膿のための手術が行われます。鼻の構造により膿が溜まりやすい場合や、副鼻腔の開口部が狭い、などがあれば手術で排膿と再発防止のための処置が行われます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る