貧血の症状と食事による改善 | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

貧血の症状と食事による改善

めまい

貧血の原因には様々なものがあります。生理による鉄分欠乏症、赤血球の産生不足や破壊、偏食やダイエット、思春期の血液増加による鉄分不足、胃潰瘍・十二指腸潰瘍による継続的な出血、子宮内膜症の悪化による不正出血、造血機能障害などがあります。大きく分類すると、鉄分不足によるもの、出血によるもの、造血機能の異常、などですが、これは女性に多くなっています。男性の貧血は重症化することが多い傾向にあります。

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ー軽度の貧血の原因・症状・治療ー

貧血の症状で多いものに立ちくらみ(眼前暗黒)があります。目の前が真っ暗になったあとにふらつきがあり、その場に倒れることもあります。これは鉄欠乏症貧血で、原因としては偏食やダイエットが原因による鉄不足からヘモグロビンの減少によって起こる場合と、目の前が真っ暗になっても運動を続けていると次第に見えるようになるという一時的な低血圧のような貧血があります。

思春期の血液増加による貧血や妊娠・授乳期の鉄分不足なども原因として考えられます。

女性の65%以上が貧血気味といわれ、20%が貧血という診断をされています。思春期の女性など、女性特有の婦人科系の病気も含めると男性より多いのは明らかです。

対策として鉄分の多い食事を摂る必要があるのはもちろんですが、ひどい場合は鉄剤で補給する必要があります。鉄剤服用の際にコーヒーや紅茶・緑茶のタンニンが鉄分の吸収を阻害しますが、阻害されたところで薬効に影響があるわけでもないので、その薬としての効能は保たれます。最近では徐放性の鉄剤が処方されるので飲み物による影響は全くありません。

ー重度の貧血の原因・症状・治療ー

再生不良性貧血は10代後半に多く、年間の患者数は0.06%と極めて稀なケースになっています。骨髄の造血幹細胞の機能低下により、軽症から重症まで程度の違いはあるものの全ての血球が次第に不足してきます。白血球の減少で抵抗力が低下して感染症を起こしやすくなります。疲れやすくなり、血小板の減少では血液が凝固しにくくなるため、止血が難しくなります。この場合は輸血や造血療法、免疫療法などを行ったのちに最終的に骨髄移植になります。

溶血性貧血では、過度の有酸素運動により赤血球の細胞膜が破壊されやすくなり溶血に至ります。ヘモグロビンが流れ出して酸素欠乏症を起こします。女性では良性の子宮筋腫や子宮内膜症による持続的な出血の多さから貧血を起こします。

ー予後の悪い男性の貧血ー

男性の貧血の原因は鉄欠乏症が少なく、内臓の悪性腫瘍やがんによる出血が多くなっています。男性が貧血と診断された時には、その原因が胃潰瘍であったり、十二指腸潰瘍、大腸ポリープや大腸がんの場合の腸内での出血が多くなっています。便の潜血検査で赤褐色から鮮血の場合がありますが、直腸からのきれいな鮮血の場合は「ぢ」と思いこむ人が多く、肛門に近い場所にポリープが出来ていると鮮やかな鮮血です。

「肛門に近い場所なら切除すれば済むのではないか」と思う傾向にありますが、そう思い込みたい人は仕事に復帰することしか考えていない場合が多いです。しかし、ポリープが肛門に近いほど人工肛門になる可能性が高くなります。

逆に、便の色が黒に近いほど消化器系でも食道に近いということになります。食道や胃、十二指腸などの上部消化器からの出血になります。その出血量が多いと動悸・息切れ・立ちくらみ・倦怠感などの症状も出てきます。胃を摘出するとビタミンB12が吸収されなくなるので神経細胞の異常により痛みを感じたり、感覚が喪失したり、神経過敏になることもありますが、ビタミンB12の注射やスプレー、点鼻薬、舌下錠で治ります。

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