自閉症の大人の特徴と治療法

nayami

3歳までには必ず発症する自閉症なので、大人の場合は脳の障害を持ったまま長い年月を経ていることから、極端な悪化はないとしても、根本的な治癒に至ることはありません。大人になって初めて気付くものではアスペルガー症候群や一部の高度自閉症があり、言語が流暢であるため親や周りの者から見過ごされてきた可能性があります。また、本人の自覚の問題として、性格的なものだと決めつけている場合は障害を持っていることに気付くことはできません。

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ー大人の自閉症の症状ー

成人になって発見される自閉症としては、大きい分類での自閉症スペクトラム障害(ASD)があります。また、ASDの中でも高機能自閉症とアスペルガー症候群が特に成人になって気付くものです。子供の頃にその特徴が見逃されて、主に社会人になった場合に職場の環境に馴染めない・人間関係が上手くいかなくて困っている。などの悩みが解消されず、病院を受診することが増えています。

合併症として、うつ病をはじめとする精神症状がありますが、その治療の際にASDという診断を受けることがあります。本質的には、やはり自閉症の各分類に共通する対人相互反応の質的なもの、コミュニケーション障害と反復動作が主な症状になっています。自分が得意な分野で集中力を発揮して、興味の無いものは避けてしまうという傾向は共通したものです。

ー自閉症の検査と治療法ー

行動療法と合併症の治療薬によって治療が行われているのが、現在の自閉症治療の現状です。自閉症は大人になっても簡単に治るものではありません。生まれ持った遺伝的な脳の機能障害を改善することは難しいものです。

検査方法としては、PETによる脳の一部の代謝異常が原因だと判ってきました。神経伝達物質でもあるアセチルコリンの局部的なレベル低下により、「周りの人の気持ちが理解できない」「理解しようとしない」「表情の認識力不足がある」という症状があることが判明します。

東京大学医学系研究科などのプロジェクトチームによって、自閉症の主症状(社会的交流障害)の改善に効果のあるmTOR阻害剤(ラパマイシン)に治療効果があることがわかりました。脳神経に起きる結節性硬化症の半数以上が自閉症を引き起こすことから、結節性硬化症を起こす原因となる遺伝子タンパクの合成を阻害することで自閉症を治すというものです。対症療法しか行われなかった従来の医療に変わって、遺伝子レベルで自閉症の根本治療ができるのではないかと期待されています。

失われた脳の機能やネットワークまで修復できないとしても、根本的な性格の改善によって、パターン化していた思考や反復行動や社会性を取り戻すことはできるでしょう。そのあとに知能指数の変化がみられるのかもしれません。発症時に早期治療が行われた場合、その子供は普通に社会に溶け込んで上手にコミュニケーションを交わすのでしょう。

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