PTSDとは? 原因・症状・治療など

heart

PTSDは心的外傷後ストレス障害と一般に言われています。病名としては一般的に知られていますが、トラウマ体験によって心の傷が深く残っている場合でも、簡単にPTSDと診断されることはありません。トラウマという言葉が安易に使われるケースが増えてきたこともありますが、本来の意味は「衝撃的な事が自分の身や、家族の身に起きることを目撃した場合」であって、苦痛となる後遺症が持続している場合です。

スポンサードリンク



ーPTSDの原因ー

具体的に多い原因として「死に直面するような体験をした」「身近な者が亡くなる瞬間を目撃した」という生命の危機に係わる体験をした場合が心的外傷であって、それが3か月以上にわたって何度も思い出されると心的外傷が慢性になります。そして、それが大きなストレスとなり、同じ体験に対する恐怖があったり、精神的苦痛が長期間にわたって持続している場合はPTSDとの診断が下されます。

トラウマ体験と同じような状況下に身を置かれることを極端に避けるのは当然ですが、その体験について話すことも避けます。それだけでなく、同じような状況になることも嫌がり、場所や人物が対象と似ているというだけで避けるようになるのも特徴です。このような症状は持続しているとは限らず、思い出すきっかけとなるものがあった場合に発作的に後遺症が出ることもあります。この場合は主に6か月以内に発症します。

また、子供の場合は恐怖体験があったとしても、それを話したくないため、原因不明のうつ病などと誤診をされることがあります。この場合、親が子供から聞き出して事実を医者に伝える必要があります。また、子供に文章を書かせるという手段もあります。

ーPTSDの症状ー

具体的な症状としては、自我の崩壊を避けるための本能的な回避行動として、トラウマを忘れるための部分的な記憶喪失、感情鈍麻、時として無感情になることもあります。抑うつなどもあり、自分に直接危機が迫っていなかった場合は罪悪感を感じることもあります。フラッシュバックとして幻視や幻聴があり、悪夢を見ること(夢を見て記憶から消し去る行為)、精神的苦痛、自律神経の異常を引き起こしたりします。

回避行動の逆のパターンもあり、原因となったものや漠然とした危機に対して神経質になったり、反応が過敏になりパニック発作のような症状が出る事もあります。恐怖に感じた体験を鮮明に思い出したりする場合もあります。過度の覚醒状態に

ーPTSDの治療ー

認知行動療法を含む心理療法や、現実と向き合うための支持的精神療法が行われます。患者に感情移入して不安を共有するような精神療法によって感情のコントロールが行われ、同時に薬物療法を併用することもあります。このときに使われる薬としてはSSRIやSNRIがありますが、副作用として血管性頭痛などがあると、三環系、四環系抗うつ剤、安定剤を用いることになります。

PTSDのための支持エクスポージャー療法も考えられています。恐怖体験の記憶に対してコントロールする能力を身につけることで、精神的な負担を減らすことができます。

EMDR(眼球運動による脱感作療法)とは、精神療法士の指を目で追従させながら、過去のトラウマ体験を思い出すことから始める療法で、身体感覚の想起や自己否定などの認知障害の治療も兼ねて行われます。患者の頭の中にあるトラウマ体験の処理を正常化するために、レム睡眠時に記憶を呼び戻すことで、記憶を固定させないようにするという療法が取られることもあります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る