大人の急性気管支炎の症状と治療

sinryou

気管支炎の場合はほとんどが急性気管支炎で、90日以上持続する場合は慢性に分類されます。気管支炎の場合、急性と慢性の原因は大きく異なり、急性気管支炎の原因としてはウィルス感染によるものが大半を占めています。ライノウィルス・コロナウィルス・RSウィルス・インフルエンザウィルスなどがあり、二次感染としてマイコプラズマや常在菌などの細菌感染を起こすことがあります。慢性の気管支炎は、広義では症状が3か月間以上持続する場合であり、肺結核や気管支ぜんそくなどを含まない慢性閉塞性肺疾患(COPD)に分類されます。

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ー大人の急性気管支炎の原因と診断ー

大人の場合はウィルス感染によって口腔や鼻腔に感染したのちに上気道炎を起こします。さらに進行すると急性気管支炎になり、気管支の炎症によって気道が狭くなります。早めに治療を受けた場合は上気道炎で治まることもありますが、当初は風邪の症状と変わらないため、風邪と思い込んで風邪薬を飲んでも治ることはありません。

咳が止まらない状態に症状が進行すれば急性気管支炎です。そして診察を受けると、マイコプラズマの感染症を疑って血液検査を行うとそれが判明します。ウィルス性の気管支炎の二次感染としてマイコプラズマ感染症がありますが、マクロライド系の抗生物質の処方に留まり、炎症がひどい場合はステロイドが処方されます。しかし、一時的に炎症が治まるだけで、ウィルスに抗生物質が効くはずもなく咳は止まりません。

この状態の時に咳が止まらず、眠ることもできない状態に陥ることがあります。体力を失うほどの咳が続きますが、これ以上の処置は望めません。患者が頼めばX線の画像診断が行われて、そこで初めて気管支炎が判明するというのが今の医療の現状です。実際は高熱が続いた場合に肺炎を疑ってX線による画像診断が行われて、肺に炎症が広がって真っ白に写るということもあり得ます。ちなみに胸水が溜まっていると黒く写ります。

ーウィルス性気管支炎の治療ー

インフルエンザウィルスが原因の気管支炎であれば、早期の抗ウィルス薬投与で治る可能性が残されていますが、タミフル自体にリスクを上回る有用性は確認されていません。また、他のウィルスに有効な薬がないため、ウィルスの特定は行われないのが一般的です。肺炎に至る前の気管支炎の場合でも主に対症療法が行われます。

乾いた咳が続く場合は鎮咳剤が使われますが、痰が絡んでいる場合は鎮咳剤は使われず、去痰剤や気管支拡張剤を処方して咳によって痰を排出するという方法が取られます。ウィルス感染症の気管支炎であれば痰の色は白であり、黄色味を帯びてくると何らかの細菌による二次感染が考えられます。この場合は抗生物質により治療が可能です。

高熱が続くと、成人の場合はNSAID(非ステロイド性消炎鎮痛剤)やコルチステロイドが処方されて、症状の緩和が図られます。急性気管支炎の場合は投薬により2~3週間ほどで治癒することが多くなっています。子供が感染すると症状がひどくなる場合が多いので、患者は家庭内での感染を起こさないように最大限の注意を払う必要があります。

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