小児期に発病しやすい強迫性障害の原因と子供の憂鬱

kodomokounaienn

理解することが難しい強迫性障害の症状ですが、小児が強い不安に対応できなかった場合に起きる、できる限りの自己防衛からくる症状ともいえます。自分でも不合理に思える行動をする、またはその衝動に駆られるという「強迫観念」と、その不合理な行為を行うことを頭の中で強制されるような「強迫行為」が繰り返して起こる障害が強迫性障害(OCD)と呼ばれています。強迫行為に従うことによって不安が消え去るのではないか?という思考機序からくる症状です。

スポンサードリンク



ー小児の強い不安感が原因ー

原因として何らかの病気に罹った場合など、今後に強い不安を感じるような状況に陥った時に発病することが大半を占めます。小児の場合でも、自分でも不合理な行動をしている自覚がありますが、不安を消し去るためには仕方のない行為だと思っています。

何かに強制されて行う行動は義務であって、その行動を起こすことで不安がなくなると思い込む反面、それを避けると嫌なことが起こるのではないかという不安がつきまとっています。不安や恐怖感を消すために「何らかの行動」を起こさないといけないと思い込んでいるのが特徴です。

その「何らかの行動」というものは漠然としているため、ある特定のものを大切にしたり揃えないと気が済まなかったり、逆に触れようとしなかったり、何度も手を洗ったり、確認する行為を繰り返し行うなど、自分でも意味のない行為だとわかっているのに、頭の中に「強迫観念」が沸いてくるという強度の不安からくるのが強迫性障害です。

ー自分の中の「何か」との葛藤ー

症状自体は時間の無駄に留まることが多いため、治療の必要があるとは限りませんが、本人は何とかして強迫観念を振り払おうと努力することもあります。成長するにつれて、次第に強迫行為を避けるようになることもあります。

この病気の特徴として、自分が誰かによって被害を受けているのではないか?という被害妄想のような考えは一切ありません。逆に、他人を傷つけることを極端に恐れます。そして常に自己解決しようと努力する傾向があります。

たとえ家族であってもこの病気を理解するのは困難ですが、近年では病名がつけられて明確な分類が行われているため、臨床心理士や医者は病気を理解しているので、小児や子供にとっては救いの手が差し伸べられたと安心することが出来ます。

上記のことは、自分で対処できるのではないかと強い意志を持っている子供の場合であり、ベンゾジアゼピン系の軽い精神安定剤で治ります。または、基礎疾患の種類にもよりますが、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬の投薬が必要になる場合もあります。

対処しようと考えない子供の場合は、成人になっても延々と強迫行為を続けることになります。成人になっても強迫行為を続けると日常生活に影響が出てきます。その場合は治療が必要になり、抗うつ剤によりセロトニンレベルを上げることで、約半数が治ると言われています。他の治療法として認知行動療法が効果的です。

強迫性障害は隠したいものでしょうが、サッカー選手のデビッド・ベッカムが2006年に自分の病気を公表した意図は不明です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る