肺炎・肺がんの症状と予後、肺がんの遺伝子治療とは?

kituen

「肺炎」は世界的に見ると最大の死因の一つになっています。感染症から引き起こす肺炎が大半を占めていますが、肺炎球菌ワクチン・インフルエンザワクチンで予防が可能です。それに対して、がん患者の中でも最も多い死因でもある「肺がん」の予防法はありません。原因として喫煙やラドン、アスベストなどがあり、天然に存在しているラドンは気体として肺に取り込まれるため、肺がんの直接的な原因になります。

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ータバコと肺がんの因果関係ー

最大の原因といわれている禁煙による発がん率は、非喫煙者と比較すると約10倍に上るという統計結果があります。癌が原因の死亡者の中でも肺がんが19%を占めて、日本の男性では最も多くなっています。副流煙であっても肺がんの罹患率が30%程度高まるということで、統計結果だけをみればタバコの健康被害が深刻なものになっています。

果たして本当にタバコに発がん性があるのかどうか諸説はあったものの、結果的に発がん性があるという方向でタバコを取り扱っていくのでしょう。

1995年に胃癌を抜いて肺がんが部位別でトップになり、その後は肺がんの患者数も急上昇しています。現在では1995年の2倍の肺がん死亡率になり、人口1,000人当たり1人の確率で肺がんによって死亡しています。

定期的な健康診断や、症状があった場合の早期診断を受けることが必須となっています。X線や血液検査による簡単な検査で判明する場合もあり、痰があれば細胞診で判明します。

ーところで、肺がんの症状とは?-

主な症状は、咳、痰、呼吸困難、胸の痛みなどがあります。この時に「ちょっとした炎症かな?」と思い、ステロイドを漫然と服用していると免疫力が下がって肺がんは進行します。

成人では2億個以上ある肺胞からガン化が始まり、血管やリンパ腺にのってがん細胞が全身に運ばれます。気管支からガン化が始まることもありますが、どちらにしても進行が早く悪性であることは共通しています。

最初は小さな肺胞からガン化が始まるため、比較的隔離された場所にがん細胞が集まっていることもあります。この場合は遺伝子治療も簡単で、X線で確認しながらがん細胞にP53遺伝子を注入すれば、2週間ほどで治癒して傷口もなく退院できます。しかし、初期の場合は風邪や気管支炎などの症状と思い込んで治療を受けない場合が多いため、肺がんを見逃すことになります。

ー肺がんの新しい治療法とは?-

確定診断の後に肺がん治療が始まりますが、遺伝子検査が行われて肺がんのタイプが特定されます。その後に患者に適した個別化治療が行われます。肺がんを発病したときの遺伝子変異ではALK融合遺伝子や、EGFR遺伝子変異が特異的に見られるため、がん細胞の増殖に関わっている2種類の遺伝子変異がみられた場合には、ALK阻害剤やEGFR阻害剤(イレッサ)による治療が行われます。

P53遺伝子をダイレクトに肺がんに注入することで、がん細胞だけをアポトーシス(自滅)させるという治療法は20世紀の終わりごろに確立されている遺伝子治療ですが、安全で確実な治療法であるため開業医が簡単に行うこともあります。

以上の治療法は、実際に実績のある遺伝子治療ということになります。

抗ガン作用のあるNK(Natural Killer)細胞の活性化を増したANK細胞療法や、樹状細胞、T細胞、サイトカイン遺伝子治療など、ありふれた免疫細胞と古い遺伝子治療の寄せ集めのような治療を行っている病院もあります。

また、ANK療法では12回分400万円と高価で、初期がん以外では効果があるとは限りません。ANK細胞と称してT細胞を使っていたりします。そもそも、ANK療法の効果があったという例を見かけません。

ガン細胞による免疫細胞の不活性化が問題となっているため、活性化を行ったNK細胞とインターフェロンの併用も考えられています。いずれにしても末期がんの場合はがん細胞が異常に増殖しているため、免疫細胞では治療が間に合わないというのが現状です。末期がんの場合は自己免疫力を上げて治す方法しかありません。

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