子供の骨腫瘍の種類と予後、元通りの脚を取り戻す最新の治療法

asikosi

骨腫瘍とは骨細胞に出来る腫瘍のことで、骨に発生する原発性腫瘍と他の臓器から転移する転移性腫瘍があります。骨腫瘍の場合は良性(非ガン性)で、骨肉腫になれば悪性(ガン性)ですが、良性でも軟骨骨腫と細胞腫瘍の場合は悪性になる場合があり、骨軟骨種は良性腫瘍の中で最も多く10~20代に多発します。骨肉腫は悪性の骨腫瘍の中で最も多く、骨肉腫の大半を10代が占めています。

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ー骨腫瘍の原因や症状とは?-

骨肉腫の発生原因として、遺伝的体質や素因が影響することもありますが、環境的要因として温泉などのラジウムや水道水のフッ素によって骨肉腫が発生するという説もあります。

10代に最も多い悪性の骨肉腫ですが、悪性の原発性骨肉腫は10万人に1人程度のごく少数で小児に発生します。悪性の転移性腫瘍は成人に多くなっています。悪性の転移性腫瘍は膝関節への転移が約半数を占めて、他の転移箇所としては全身のあらゆる場所が考えられます。

症状としては、骨にしこりのようなものができて最初は無痛ですが、次第に筋肉痛程度の痛みが出てくることがあります。しこりに気付きにくいため、ほとんどの場合は最初に痛みを感じて気付くことになります。

さらに進行していくと夜間痛や安静時痛も生じます。この時点でもスポーツに伴う筋肉痛と勘違いするレベルの痛みです。悪性の腫瘍の場合は骨がもろくなり骨折を起こしやすい状態になります。

小児の場合は痛みを訴えることが少ないため、他覚症状として関節の膨らみによって発見されます。

ー骨肉腫の新しい治療法ー

治療法として外科手術と化学療法が行われ、亜型の場合は化学療法の必要がなく、手術のみによって軽快します。悪性の場合でも抗がん剤の効果は高く、化学療法による治療によってがん組織を小さくした後に正常な細胞と共にがん細胞を取り除く外科手術が行われて再発防止策として結果を残しています。

その後、転移防止のための化学療法が行われます。治療後は人工骨の利用など、切除部分の再建も行われています。血管の再建や皮膚の再建を含み、神経の温存を図るなど、これにより、95%のケースにおいて四肢の切断を行う必要がなくなりました。

現在では、化学療法と補助療法を併用することで5年生存率が90%以上に伸びています。といっても、心臓移植の拒否反応がなくなる5年生存率とは違って、骨腫瘍の場合の5年生存率にあまり意味がないような気がします。転移のない場合に限って78%は完治すると言われています。

抗がん剤治療の副作用として、嘔吐・毛髪が抜ける・痛みがある、というのが、抗がん剤治療では避けられないリスクと考えられてきましたが、現在ではメラトニンの服用によって抗がん剤の副作用は激減します。転移防止のため、術後の化学療法期間が長いのが骨肉腫の治療の特徴です。

金沢大学整形外科が行っている、世界初の骨延長術が腫瘍の切除後に行われて患部の再建法としては理想的と考えられています。自分の脚として機能するだけでなく、運動にも耐えられる本来の脚を取り戻すことができます。

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