成長ホルモン補充の必要性と過剰摂取のリスク

asikosi

サプリや医薬品によって自分の体を変えようという、何となく一過性の流行のようなものも感じますが、成長ホルモンでアンチエイジングではなくて、「若返り」を図ろうという者が増えています。年齢による必要性やその効果、過剰摂取によるリスクなどは知っておく方がいいかもしれません。

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ーヒト成長ホルモン(HGH)とは?-

脳下垂体から分泌されるホルモン(神経伝達物質)で、小児期では身長を伸ばすために主に軟骨細胞の分裂を促して骨を伸ばす働きがあります。しかし、小児の場合、成長ホルモン分泌不全症により身長が伸びないと小人症になり、分泌過剰であれば巨人症になります。身長が伸びない小児の場合は小児科で診察を受けると、成長ホルモンの分泌異常・骨の異常・染色体の異常など成長障害の原因がある程度判別ができます。

通常は成長ホルモンの場合、ネガティブフィードバックがあり、過剰摂取により成長ホルモン自身で分泌を抑制します。ある程度摂り過ぎても過剰摂取の心配はありませんが、ドーピングとして大量摂取を続けると、成長期を過ぎた成人の場合は末端肥大症となり、手足や顔の一部が肥大します。

ー成長ホルモン補充の必要性ー

思春期前と比較して思春期後期では約200%の成長ホルモンを分泌しますが、30代では約50%、60代では約30%に減少します。そのため成長ホルモン補充の必要が出てきます。成長ホルモンの分泌量低下に伴って起きる症状としては、ほとんどが加齢や老化に伴う症状です。

コレステロール値増加による動脈硬化、心臓の機能低下による心筋梗塞や狭心症、インスリンの減少により糖尿病などを引き起こします。他には、骨密度と筋力低下、内臓脂肪の増加、皮膚のシワなど、老化に伴う症状が出てきます。このため、成長ホルモンを補充することで、内臓や骨、皮膚に至るまで老化を防ぐだけではなく、逆に若返りの効果も得られます。

精神面では、感情の起伏が激しくなったり、落ち込みやすい、イライラ、集中力の低下などを防止できます。補充療法を続けることで記憶力増強をはじめとする脳機能の上昇も期待できます。皮膚に張りを取り戻し、体脂肪の減少、筋力増加、内臓機能の衰えを改善します。

ー成長ホルモン(HGH)補充に関してー

成長ホルモンは1時間単位で分泌量が変化します。就寝中は特に多くなり朝にかけて次第に減少していきますが、寝起きに急上昇するため睡眠前と寝起きに補充するのが望ましいとされています。実際の補充療法として皮下の自己注射を毎日行います。

舌下スプレーの吸収率が悪いという説が多いですが、成人1日の必要量として0.003mg/kgなので、60kgの場合0.18mgが必要です。

分子量を考慮しない場合の血液内への吸収率としては、静脈注射:100%、筋肉注射:90%、液体舌下:50%、皮下注射:45%、なので、一般的な皮下注射よりは舌下の方が吸収率はよくなります。血液中に混ざって肝臓で分解されますが、HGHの一部は肝臓の受容体に直接作用します。

成長ホルモンの分子量が22,000なので、難消化性デキストリンの平均1,600+脂質と比較すると、少なくとも腸から血液内には吸収されないということになります。しかし皮下注射で毛細血管に吸収されるとすれば、舌下と吸収のメカニズムは同じなので、皮下注射と舌下は同等レベルかもしれません。

注)成長ホルモンは製造と同時に分解が始まるので、2か月以上経過すると低濃度になり、3か月で大半が分解されてその後は安定した状態になります。

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