間質性腎炎の種類と、その原因や症状など。

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通常、間質性腎炎は、尿細管間質性腎炎ともいわれるもので、腎臓の尿細管や周辺の組織に炎症が起きて腎臓の機能が次第に失われていきます。腎臓の間質組織の炎症が起こり最終的に腎不全に至ります。原因として最も多いものでは、利尿剤・鎮痛剤・抗生物質による薬剤アレルギーがあります。NSAIDの消炎鎮痛剤からアセトアミノフェンなど、安全といわれている小児用の鎮痛剤や風邪薬の成分でも起きることがあるので要注意です。

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ー腎臓という再生不可能な臓器ー

腎臓というと、血管から老廃物や尿素を含んだものを尿として膀胱へ送って水分を血液中に戻す、という機能を持つ臓器です。現代人のミネラル接種過多や薬物の長期的な服用によって、間質性腎炎から腎不全を起こして人工透析を受ける患者が増加しています。腎臓は横隔膜の下に2つ存在しますが「どちらかが使えなくなっても予備がある」というものではなく、両方がほぼ同時に使えなくなります。

血管に最も密接で腎臓内に水分を取り込む尿細管を通って、濾過機能を持った糸球体へ送られます。この糸球体は損傷を受けると再生されないため、糸球体腎炎を起こすと両側の腎臓で平均200万あるといわれる糸球体の数は減っていく一方です。ダイレクト・リプログラミングなどの再生医療が普及すれば糸球体が再生されるので問題ないですが、STAP細胞に少し邪魔されて実用段階に至っていません。

尿細管を通して糸球体の濾過に負担をかけるものが、薬剤のアレルギー反応による炎症です。長い期間をかけて糸球体を壊していくことになりますが、壊れているのに無症状というのが人間というものです。そして、壊れたあとに気付いて後悔することになります。

ー急性と慢性間質性腎炎ー

急性間質性腎炎の原因として薬剤アレルギーの場合は、発症までに5日から35日という長いスパンがあります。といっても無症状の場合があるので定期検診を行っていない限り気付きません。症状が現れた場合は、腎盂腎炎などの感染症状が稀にあり、発熱や排尿痛、側腹部の痛みなども起こります。尿の量が減ることもあり、発熱や発疹・発赤なども出る場合があります。

定期検診を行っていれば炎症反応があるので、何らかの臓器の異常があるということで精密検査が行われます。初期の場合は、炎症による白血球の増加は当然ありますが、臓器の肥大と供に好酸球が尿中で検出されることがあります。この場合は急性間質性腎炎と診断されます。炎症や感染の原因を突き止めてステロイドや抗生物質の投与などの治療で治ります。

慢性の場合も無症状のまま危険な状態になる事があります。薬剤以外に、二次的原因になる原疾患として腎盂腎炎や難病指定のサルコイドーシスやシェーグレン症候群、重金属中毒などがあります。腎盂腎炎が症状として表れた場合は尿細管間質性腎炎の疑いが出てきますが、腎盂腎炎のない慢性間質性腎炎の場合は腎不全になることは少ないので、安心できます。

サルコイドーシスやシェーグレン症候群の場合は腎臓だけを気にしている場合ではありませんが、できるだけ腎不全を防ぐ手段を取りましょう。空腹時の服薬をやめて食後にするだけでも相当な違いがあります。

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