自己採血による検査で簡単になった血液検査の項目と、結果の読み方

yobousessyu

薬局・ドラッグストアなどで自己採血が可能になり、血液検査の結果を見ることが出来るようになった今では、検査項目と結果の読み方の知識が必要になってきました。自宅の場合は自己採血を行って郵送するとスマホで結果を見ることができるというもというもので、「スマホdeドッグ」が今夏からサービス開始とのこと。(14項目4,980円、現在は無料)

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ー数分でわかる血液検査8項目ー

臨床検査技師法の改正により、ドラッグストアや薬局が簡易測定室の届け出をした場合、自己採血により血液検査を行えるようになりました。指先に針を刺す程度で8項目の血液検査が数分で行えるというもので、約500円。

■その8項目として、糖尿病に関係する「空腹時血糖値」や過去1~2か月の血糖値の変化がわかる「HbA1c」というヘモグロビン値の測定。
■生活習慣病に関係する脂質として「中性脂肪値」、「HDLコレステロール値」、「LDLコレステロール値」の3種。
■そして肝機能では、「AST」・「ALT」・「γ-GTP」の3種類です。

病院に行かなくてもワンコインで定期的に血液検査が行えるというのは便利です。数値に異常があればドラッグストアのサプリでも買ってくださいということでしょう。「DHAが中性脂肪を減らしますよ」という感じで売り込みするのでしょう。「でも、中性脂肪が減ってもLDL-Cは増えますよ」なんてことは言いません。

総コレステロール(TC)=HDL-C+LDL-C+(TG(中性脂肪)/5)なので、基本的に中性脂肪が減るとLDL-Cが増えます。「ただ、LDLは減ります」と書くと説明が難しいので控えておきます。

ー血液を郵送するとわかる14項目ー

こちらはスマホとPCで検査結果を見ることができるもので、4980円(推奨年令20歳以上)です。何となく病院に行く方が安くつくような気もしますが、適応症がなければ自費扱いなので微妙なところかもしれません。

■検査項目は、総タンパク・アルブミン・AST・ALT・γ-GTP・尿素窒素・尿酸・クレアチニン・血糖値・HbA1c・中性脂肪・TC・HDL-C・LDL-C 以上の14項目ですが、LDL-Cは計算上の数値なので、実質13項目です。

「空腹時血糖値(FRG)」が高値に変化していくと2型糖尿病の危険性あり。
「HbA1C」過去2か月間に酸素と結合したヘモグロビンの数によって血糖値の平均値がわかります。6.5%以上で2か月前から現在に糖尿病の可能性あり。「総タンパク」が高いと腎障害、慢性の炎症など。血液中の水分濃度調節を行う「アルブミン値」が低いとネフローゼ。

肝細胞や心筋の損傷の程度を表す「AST」が高値で肝炎、または肝硬変、稀に心筋梗塞。「ALT」が高値で肝炎~肝がん。「γ-GTP」が高値で肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、桁違いの高値では劇症肝炎。「尿酸(UA)」が高値になると、尿酸結晶が関節に溜まって痛風発作や稀に尿路結石の可能性あり。

「総コレステロール(TC)」が高値で、脂質異常症が影響して動脈硬化やプラークの蓄積から心筋梗塞へ。
「HDL-C」「LDL-C」どちらも全く同じコレステロールなので区別できません。(検査ではLDL由来かHDL由来で判断)その前の段階の経路が違うため悪玉と善玉に分けられています。HDL(リポタンパクに包まれた塊り)は最初は中身が無く、筋肉でコレステロールを集めて肝臓へ運びます。LDL(という塊り)は肝臓から筋肉などの組織にコレステロールを運びます。

LDLは小さいので血管壁に侵入してしまい、LDLの膜でもあるリポタンパクと共にプラーク(隆起)を形成するので悪者扱いされています。HDLとLDLは比重と大きさの違いだけなので、結果的に悪影響を及ぼすLDLが多いと、総コレステロールが正常値でも脂質異常ということになります。HDLや総コレステロールは無関係で、LDLだけが問題になります。

「LDL」が高値であると、長い年月を経て動脈硬化を起こし、その部分のプラークの中身が血管内に飛ぶと心筋梗塞や脳梗塞を起こします。「中性脂肪(TG)」が多いと肥満です。

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