水溶性ビタミンB群・C・葉酸欠乏症と中毒症

bitamin

水溶性のビタミンによる中毒症状は異常な量の摂取によって起こる場合もありますが、通常では考えられない量を摂取しない限り、摂りすぎた分は排出されます。ビタミンCに至っては中毒を起こす量が不明です。水溶性のビタミンではビタミンB群と葉酸の欠乏症が問題となっています。

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ービタミンB群の欠乏症と治療ー

ビタミンB1の欠乏症として代表的なものとして脚気(かっけ)がありますが、普通に食事を摂っている限り考えにくいものです。手足のしびれや腰痛、食欲不振などがあれば、ビタミンB群の補充で済みます。

ビタミンB2の欠乏症として、口内炎、口唇炎が最も多くなっています。舌炎や唇の粘膜の異常、口唇ヘルペスに似た口角炎も稀に起こります。この場合もビタミンB群をまとめて補充すれば、1日~数日程度の短期間で治ります。

ビタミンB6の欠乏症も稀なケースですが、二次性欠乏症として体内の代謝異常によって、血行障害による貧血や末梢神経障害、痙攣などが稀に起きます。脳神経に異常をきたす事もあり、精神症状を発症する場合もごく稀に起きます。精神症状があったからといってビタミンB6不足を疑うこともないはずです。

ビタミンB12欠乏症自体滅多に起こるものではありませんが、胃切除や胃酸の分泌減少によって吸収が阻害されることがあります。欠乏すれば四肢の感覚異常などの神経障害が主な症状として現れます。貧血が徐々に進行していくことで筋力低下、運動失調などが自覚症状として起こります。治療法としてビタミンB12の投与が行われますが、長期間にわたる欠乏症の場合は悪化した症状が元に戻らない神経症状であるため、効果は期待できません。

ービタミンC欠乏症ー

ビタミンCは飲料や食品の酸化防止剤代わりに添加物として含まれているため、欠乏症はほとんど起こらず、栄養失調が続いた場合など、長期的に不足しないと症状が出ないのが一般的です。数か月間にわたってビタミンCの欠乏状態が続くと倦怠感、焦燥感、筋肉痛が初期症状として出てくる場合があります。重症になると歯肉炎や出血が起きやすくなり、下腿の浮腫や関節内での出血も見られるようになります。

シミ対策としてアスコルビン酸ジカリウム(通常のビタミンCはアスコルビン酸ナトリウム)を飲むと予防や改善が期待できます。1グラムの摂取で吸収率が50%、500mgで75%の吸収率なので、500mgが効率的です。

ー葉酸欠乏症の症状と治療ー

吸収障害などにより摂取不足は多く見られるため、マルチビタミンの服用で効果的に補充できます。特に妊婦の場合は胎児に脳障害などの悪影響を及ぼす危険性が高いので、乳児期までは欠乏しないようにすることが必要です。血液検査で血中濃度と貯留量が計測できるため定期的な検査が欠かせません。

通常は肝臓で葉酸を貯蔵していますが、多くても半年分といわれ、飲酒によってその量はさらに減っていきます。欠乏症の前兆として、舌炎や体重減少、うつ病や貧血なども起こることがあります。葉酸の過剰摂取による毒性もありません。

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