食用とされてきた植物の危険性、中枢神経に与える中毒に注意!

ginnnann

今まで食用とされてきた山菜やキノコ類などが、神経症状などの中毒症状を起こすことが増えてきました。食中毒だけでなく柑橘類の薬の増強作用にも注意が必要です。

スポンサードリンク



warabi

”わらび・ゼンマイ中毒”:わらびは以前に発がん性があるという理由で、元厚生省が1日の摂取量を60グラムまでに制限していた時期もあります。今ではチアミン分解酵素が最も問題になっており、チアミン(ビタミンB1)が分解されて欠乏症を起こすことは割と知られていますが、わらびだけでなくゼンマイでも同じ中毒症状が起きます。「あく抜きをすれば大丈夫」とも言われますが、料理を作る以上の手間がかかります。

中毒症状として、ビタミンB1欠乏症では脚気やウェルニッケ脳症や浮腫、心臓肥大などもありますが、わらびやゼンマイを大量に食べない限り脳症に至る事はありません。特にウシなどの反芻する動物が、血液凝固不全で大量に死んだことは過去にありました。その後牧草地ではわらびやゼンマイの除去が行われているため、現在ではそのような事故は起きないようです。

”スウィートクローバー中毒”:シナガワハギ属の植物で食草になっています。発酵を始めると成分の一つのクマリンが変化してジクロマールになり、抗凝血作用のあるものに変わるので、やや危険と言われています。逆に抗凝固作用を利用してヒトの血管内に作用する脳梗塞防止などの薬品(ワルファリン)として応用されています。

”紫蘭(しらん)”は食用ではないですが、止血作用があることで有名です。

”グレープフルーツ中毒”:クマリンといえば、グレープフルーツに含まれるフラノクマリンがあり、主に薬物代謝酵素を阻害することで薬物中毒を起こすことがあります。医薬品との相互作用により薬が効きすぎることがあるので副作用の起きる確率が高くなります。

ginnnann

”ぎんなん中毒”:銀杏の葉は血管拡張作用があるので、漢方薬として古くから使われています。現在では脳の血流改善作用により記憶力増強剤としても受験生などに人気で、高価なサプリとして販売されています。(が、病院で脳代謝改善剤を処方してもらう方がマシです)

ぎんなんの実には青酸化合物が含まれているとも言われましたが、メチルピリドキシンのビタミンB6の作用阻害物質により、皮膚炎や神経症状が出る事があります。小児のけいれんには特に注意が必要です。大人ではビタミンB6が欠乏している場合に中毒症状が起きやすくなります。5歳未満は食べない方が無難です。大人は年齢の数までというのが一般的です。

kinoko
※写真はイメージです。

”毒キノコ”:神経症状を起こすものが多くあります。知らないキノコは食べない方がいいのですが、食用キノコに似たようなものが多いので要注意です。食用にされているキノコでも加熱が不十分であれば危険なものがあります。エノキだけは消化不良や下痢、椎茸は皮膚炎を起こします。スギヒラタケで急性脳症を起こして死亡した例もあり、30分から2時間程度の消化に必要な時間を経て各種の症状が出てきます。

キノコには腹痛や下痢を起こす種類と、幻覚キノコなど中枢神経に作用する種類、触れるだけで皮膚炎を起こすものまで存在します。食べないのが無難ですが加熱することが最も必要で、食した直後に吐き気を感じたら喉に指を突っ込んで吐く。消化した後なら下剤で処置しましょう。最初から脳の中枢神経に与える影響があると思って、覚悟しながら食べるべきです。幻覚作用を期待して食べるのも吸うのも危険です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る