痛風の初期症状としての足の指や手の関節痛

痛風の男性

症状としては、最初は足の親指の付け根の関節周辺の痛みから始まります。尿酸値が上がったあとに全身の関節に炎症性の激しい痛みとともに腫れるという初期症状があります。炎症によって腫れあがるために締め付けられるような痛みとも表現されることもあり、足が動かなくなる場合もあります。最初は血流の悪い足の指に尿酸が溜まりやすいため、そこから関節の痛みが始まり、足全体に痛みと腫れが起こることが多くなっています。

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ー痛風の発症メカニズムー

医学の一般的な定説として、痛風は、腎臓で尿酸が分解・排出されないことが原因で起こります。血管内の尿酸の濃度が次第に高くなると飽和状態になります。そして、飽和状態を超えると結晶になります。

水溶性の尿酸は流れの少ない関節胞に溜まって尿酸の針状結晶を作ることになりますが、その時点では痛みは起きないと言われています。尿酸値が一時的に下がったり、運動時の振動によっても結晶が剥がれ落ちて溶け出すことで痛風発作が起きるというのが、痛風発作に関する一般的な説です。

痛風の場合、血清尿酸値が7.0mg/dlを超えると痛風発作の危険があります。医者によっては8mg/dl以上の場合もあります。尿酸値が下がると結晶ができるほどの濃度には達しないため、溶けた時に白血球が集まって炎症が起きます。「外見上は痛風でも尿酸値は正常な場合が多い」と言う医者もいて、事態は混沌としてきました。

ーもう少し合理的なメカニズムー

化学の常識では、過飽和状態の液体は振動や温度低下などにより一気に結晶になって沈殿が生じます。しかし、流れのある場所で過飽和は起きません。飽和状態を超えたわけではなく、流れの遅い関節腔に留まっている間に徐々に結晶を形成していったと思われます。

体の中でも特に温度の低い足の関節で痛風発作が最初に発生するため、結晶化しやすい条件が揃っている場所で痛風発作が起きやすいという意味では化学的にも合理性があります。

信頼できるサイトでは「結晶ができる時と、融解する時に痛風発作が起きる。」と書かれています。この場合であれば納得できます。

結局、関節包の関節液の中で尿酸の濃度が上がって結晶化した時点(または結晶化する寸前)で、異物を感知したマクロファージや白血球が集まって、尿酸結晶を捕食します。それによる炎症が起こります。白血球は活性酸素を免疫系に利用して異物を撃退する性質があるため、その影響もあるのではないかと個人的に推測しています。
(実際は、痛風発作の原因は不明です)

ー足や手の指から始まる痛風ー

関節で尿酸が溜まり、結晶化したものを痛風結節といいます。体の中でも末端の血流が悪く体温の低い場所に尿酸が集まりやすくなります。特に体重によって負担がかかる足の指や、よく使われる手に集まるといわれています。

足の指から症状が始まった痛風の痛みは強くなったり無くなったりという変化を見せますが、痛風発作の間隔は次第に短くなって頻繁に起きるようになってきます。原因となった腎臓にも影響してくるため、更に腎毒性のあるものが溜まることで負担がかかり尿毒症の悪化を招きます。

そして関節に尿酸の結晶が溜まっていくと皮膚の下に痛風結節というものができて瘤のように膨らんできます。結晶の塊りでは痛みは起こらず、結節が次第に大きくなると一部が崩れて尿酸の結晶が崩れるため、再び痛風の発作が起きることもあります。そこまで悪化すると痛風は慢性になります。

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