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スカイ・ステージ11月の『バレンシアの熱い花』、1979年と2007年はどこが違う?役替わりも楽しむ番組表

スペイン風の舞台と扇子を描いた作品イメージ 宝塚
当サイト制作(生成AI使用)。公演の舞台や衣装を再現したものではありません。

同じ題名の舞台が、11月の番組表に何度も登場しています。『バレンシアの熱い花』を初めて見るなら、どれを選べばいいのでしょうか。

2026年11月のタカラヅカ・スカイ・ステージでは、複数の『バレンシアの熱い花』が放送されます。この記事では、1979年月組の東京公演と、2007年宙組の宝塚大劇場公演に注目します。2007年版には役替わりの異なる映像もあります。さらに、作品を紹介する番組『たからぶ☆』を組み合わせると、物語の入口をつかんでから舞台を楽しめます。

放送は変更されることがあります。録画や視聴の予定を立てる際は、直前に公式番組表を確認してください。

まず番組表を整理!同じ作品でも収録された舞台が違う

放送 収録された舞台・番組 ここに注目
11月12日 7:45 たからぶ☆#14『バレンシアの熱い花』 作品の恋愛模様を紹介する番組
11月12日 8:00 1979年月組・東京、NHK収録 榛名由梨らによる月組版
11月13日 8:00 2007年宙組・宝塚 大和悠河、陽月華らの宙組版
11月29日 14:00 2007年宙組・宝塚、役替わり版 ロドリーゴ役の蘭寿とむ、ラモン役の北翔海莉

公式の舞台番組一覧による放送時間です。上演年と放送年は別。たとえば「1979年月組」は1979年の舞台を2026年11月に放送する、という意味です。

時間にも注目すると、1979年版は90分、11月13日の2007年版は98分、29日の役替わり版は104分と案内されています。長さが異なる理由を放送欄だけから断定することはできませんが、録画容量や前後の予定を考えるときには見落とせない違いです。

放送年と舞台の上演年は別。録画予約では、番組名の後ろにある組と年を確かめてみてください。

『たからぶ☆』を先に見ると、何が分かる?

11月12日は、朝7時45分の『たからぶ☆』の後に、1979年月組の舞台が続きます。公式番組紹介によると、この回は2007年宙組でイサベラを演じた陽月華をナビゲーターに、作品の恋に焦点を当てる番組です。

舞台の前に登場人物の名前を全部覚えなくても大丈夫。まず「フェルナンドは復讐を考えている」「彼を支えるイサベラがいる」という二つを手がかりにすると、人間関係を追いやすくなります。

ただし、この紹介番組で語られる出演経験と、その直後に放送される1979年月組の出演者は同じではありません。陽月華は2007年版のイサベラ。1979年の東京版では、小松美保がイサベラを演じています。番組を見てから舞台に移るとき、この違いを頭の片隅に置いておくと混乱しません。

スペイン風の舞台と扇子を描いた作品イメージ
当サイト制作(生成AI使用)。実際の公演を再現したものではありません。参考:宝塚歌劇の作品紹介

物語の真ん中にいるフェルナンドは、何を隠している?

舞台は19世紀初頭のスペイン、バレンシア。フェルナンドは、父の仇が領主ルカノールだと知り、復讐を誓います。表向きには遊び人のように振る舞い、下町の酒場へ通う。そこで働くイサベラと心を通わせていきます。

ここが面白いところです。酒場で見せる顔は、周りを欺くためのもの。それでも、イサベラとの関係まで単純な芝居と言い切れるわけではありません。目的を隠している人物が、誰に何を打ち明けられるのか。二人の会話を追うと、恋と復讐の話が一つにつながります。

フェルナンドには許嫁マルガリータもいます。「イサベラと出会った青年」という一行だけで覚えると、彼が背負う立場を見落としがち。家の事情と酒場での時間を行き来しながら見ると、人物の選択が少し違って見えてきます。

ロドリーゴとラモンは、なぜフェルナンドの仲間になるの?

フェルナンドの復讐は一人だけの話ではありません。公式の番組紹介は、ロドリーゴとラモンにも、ルカノールに対するそれぞれの事情があると説明しています。

ロドリーゴは、恋人シルヴィアをルカノールに奪われたことから恨みを抱く人物。ラモンには、妹を殺されたという事情があります。フェルナンドが父の仇を討とうとするのに対し、二人もまた自分の大切な人に関わる理由で動いています。

三人が同じ方向を向く場面でも、出発点は同じではありません。誰を失い、誰を守ろうとするのか。その違いを見ていくと、「三人が協力する」という筋書きの先に、それぞれの感情が見えてきます。

イサベラをめぐっても、フェルナンドとラモンの立場は重なりません。復讐の仲間だからこそ近くにいる二人の間に、恋という別の感情が入ってくる。筋を知ってから見返すと、人物同士の距離にも目が向きそうです。

年代の異なる舞台をイメージした二冊のプログラム
当サイト制作(生成AI使用)。実際の公演プログラムではありません。参考:スカイ・ステージ番組一覧

1979年月組版は「初演そのもの」ではない

作品の出発点は1976年の宝塚大劇場。榛名由梨を中心とした月組で上演されました。今回放送される1979年の映像は、その時の初演映像ではなく、東京宝塚劇場での上演をNHKが収録したものです。

スカイ・ステージの紹介では、1976年当時は東京で上演されなかったため、再演を望む声が高く、1979年に東京で上演されたと説明されています。「1976年に生まれた作品」と「1979年の映像」は分けて覚えておきましょう。

1979年版の出演者として紹介されているのは、榛名由梨、順みつき、大地真央、小松美保、舞小雪ら。公式のあらすじでは、フェルナンドが榛名由梨、イサベラが小松美保、ロドリーゴが大地真央です。

昭和の舞台から入りたい人は、まずこの版で物語を追い、翌日の2007年版へ進むのも一つの楽しみ方。配役や舞台の違いを探しながら、長く上演されてきた作品に触れられます。

初演と今回の1979年の映像は別の舞台。そこを知ると、作品をたどる楽しみが広がります。

2007年宙組版は、トップお披露目公演

2007年の宙組『バレンシアの熱い花』は、大和悠河のトップお披露目公演です。公式の作品紹介は、1976年月組版から受け継いだ物語として、この再演を位置づけています。

11月13日に放送予定なのは、2007年宝塚大劇場版。出演者として大和悠河、陽月華らが紹介されています。11月29日は同じ2007年宙組・宝塚の映像ですが、ロドリーゴを蘭寿とむ、ラモンを北翔海莉が演じる役替わり版と番組名に明記されています。

ここで気をつけたいのは、13日と29日を「同じ映像の再放送」と決めてしまわないこと。29日の番組名には役名と出演者名が具体的に入っています。一方、13日の一覧欄だけから各役の担当を補って断定するのは避け、詳細番組表で確かめましょう。

役替わりを見るときは、「どちらが正解か」を決める必要はありません。同じ登場人物が同じ事情を抱えていることを押さえたうえで、誰の言葉や表情が気になるか、自分なりの見方を見つける楽しみがあります。

放送を見る前に、ここだけ確認

スカイ・ステージは宝塚歌劇専門の衛星放送チャンネルです。視聴には契約などの準備が必要になる場合があります。手元のテレビでチャンネルが映るか、契約先の案内を確認してから予定を立てましょう。

番組名には「組」「劇場」「年」「新人公演」「千秋楽」「役替わり」などが付くことがあります。出演者を目当てに探すときは、題名だけでなく、この後ろの部分まで読むのが近道です。同じ作品でも本公演と新人公演は別の舞台です。

録画を考えている方は、番組の開始時刻と終了時刻、録画機の残容量を確認。公式の番組表には変更の可能性があるため、放送前にもう一度見る習慣があると安心です。

12日は紹介番組から月組版へ、13日は宙組版へ。さらに29日の役替わり版へ進むと、一作品をめぐる時間の旅ができます。好きな出演者から入るのも、物語の登場人物を軸に見るのも、どちらも楽しい入口です。

今回参考にさせていただいた資料

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