千歳支笏湖氷濤まつりとは?
千歳支笏湖氷濤まつりは、北海道千歳市にある支笏湖で開催される、冬の風物詩とも言える祭典です。この祭りでは、支笏湖の清らかな湖水を使って作られた大小さまざまな氷のオブジェが展示されます。
昼間は「支笏湖ブルー」と称される自然の青色に輝き、夜にはカラフルなライトアップによって幻想的な雰囲気を醸し出します。
2023年の開催期間は1月28日から2月23日までで、入場料は高校生以上が500円、中学生以下は無料です。昼の10時から夜の8時まで開場しており、ライトアップは夕方4時半から始まります。会場は支笏湖温泉地区に設けられ、新型コロナウイルス対策として、混雑状況に応じて入場制限を行うなどの措置が取られています。
氷濤まつりでは、氷のスライドやスケートリンクなどの体験型アトラクションは中止され、シンプルながらも美しい氷の彫刻を楽しむことができます。
また、会場周辺には質の良い温泉が多く、冷えた体を温めるのに最適です。祭りの期間中は、氷の美術館としての新しい楽しみ方を提案しており、静かに氷の造形美を堪能することができます。
この祭りは、ただのイベントではなく、支笏湖の自然美と地域の文化を反映した、訪れる人々に冬の北海道の魅力を伝える大切な場となっています。
美しい氷像を眺めながら、日本の冬の美しさと寒さを体感できる、まさに特別な体験を提供しているのです。
アクセス情報:千歳支笏湖への行き方
飛行機、電車、バスを使ったアクセス方法
飛行機でのアクセス
新千歳空港が最寄りの空港です。空港からはバスが出ており、約55分で支笏湖温泉まで行くことができます。
電車でのアクセス
JR千歳駅が最寄りの駅です。千歳駅からはバスに乗り換えて、約50分で支笏湖温泉に到着します。
バスでのアクセス
千歳駅からのバスは、終点の「支笏湖」で下車するとすぐに支笏湖に到着します。ただし、支笏湖発着のバスは1日4往復のみと運行本数が限られているため、時間を確認しておく必要があります。
車でのアクセス
札幌市から車で行く場合、約1時間で到着します。有料道路を利用すると約1時間20分かかりますが、冬場は雪道の運転に注意が必要です。
国道453号線を利用するルートがありますが、吹雪や凍結で通行止めになることもあるため、雪道に慣れていない場合は有料道路の利用が推奨されます。氷濤まつりの会場には400台の駐車場があり、冬の期間は駐車代が無料です。
駐車場情報
会場近くには、支笏湖ビジターセンター南側の駐車場があり、氷濤まつりの期間中、12月1日から3月31日まで無料で利用可能です。
通常は1日410円の駐車料金がかかるこの駐車場も、祭りの期間は訪れる人々の便宜を図り、無料開放されるのです。また、国道453号線沿いに位置する支笏湖温泉の駐車場は、無料駐車場が満車の際の選択肢として、1日500円で利用できます。
氷濤まつりの見どころ
ウェルカムゲート
北海道千歳市の冬の風物詩として、多くの訪問者を魅了する支笏湖氷濤まつり。この祭りの第一印象を決定づけるのが、その入口に設けられた「ウェルカムゲート」です。
氷のトンネルが訪問者を迎え、その透明感と美しさで、訪れる人々の期待を一気に高めます。
氷のアーチが創り出す幻想的な世界
ウェルカムゲートは、支笏湖の清らかな水を使って作られた氷のアーチです。十数メートルにわたって続くこのトンネルは、まるで別世界への入り口のよう。歩きやすいように整備された道と、氷の壁が織りなす幻想的な光景は、訪れる人々を魅了します。
昼と夜で異なる表情を見せるゲート
昼間は自然光が透過することで、支笏湖ブルーの氷が煌めきます。しかし、夜になるとライトアップされたゲートは一変し、色とりどりの光に照らされた幻想的な世界が広がります。この時間帯のウェルカムゲートは、特に訪問者の心に残る光景となるでしょう。
ブルータワー・レッドタワー
ブルータワー・レッドタワーとは
北海道千歳市の冬の風物詩である支笏湖氷濤まつりには、多くの氷の彫刻が展示されますが、中でも「ブルータワー」と「レッドタワー」はその中心的存在です。これらの塔は、支笏湖の透明な湖水を凍らせて作られた、高さ約13メートルにも及ぶ巨大な氷の彫刻です。
昼と夜の対照的な美しさ
ブルータワーは、日中は支笏湖の青さを映し出すかのような透明感を放ちます。一方、レッドタワーは日中でも赤い光を放ち、夜になるとライトアップによってその赤が一層深みを増し、力強い存在感を放ちます。夜のライトアップは特に見どころで、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
支笏湖温泉について
支笏湖畔には、美しい自然に囲まれた温泉地が点在しています。その中でも特に有名なのが、支笏湖温泉、丸駒温泉、伊藤温泉です。
これらの温泉は、それぞれ独特の魅力を持ち、訪れる人々に癒しを提供しています。
支笏湖温泉は、その名の通り支笏湖の東岸に位置しており、泉質は重曹泉で知られています。美人の湯とも称され、肌を滑らかにする効果があるとされています。
この温泉地には、例えば「しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌」があり、森と水の力を取り入れた癒しの空間を提供しています。
恵庭岳の麓にあり、露天風呂が支笏湖と岩で区切られているため、湖の中にいるような開放感を味わうことができます。ここには「丸駒温泉旅館」があり、大正4年創業の歴史を持つ一軒宿で、支笏湖の絶景と共に秘湯を楽しむことができます。