カテゴリー:循環器の病気
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体位性頻脈症候群(POTS)の様々な原因
多くの症候名を付けられている病名であり、症状の寄せ集めのようなものになっています。立ち上がった時にふらつくという起立性低血圧と間違われることもありますが、治療の必要がない起立性低血圧と比べて、原因となる疾患が複数なので、…詳細を見る -
白衣高血圧と仮面高血圧について
白衣高血圧はよく知られている症状名で、家庭で計測した血圧が正常値でも病院で計測するとそれより高くなるというものです。家庭用の血圧計の誤差が高めに出る場合や、計測する部分によっても血圧は異なってくるとはいえ、白衣高血圧は治…詳細を見る -
降圧剤が効かなくなるアルドステロン症
血圧を上げる作用のあるアルドステロンというホルモンが、主に副腎から過剰に分泌されることによって高血圧と臓器障害を招きます。これに対する薬として抗アルドステロン利尿薬を使う事で、降圧作用だけでなく臓器保護にも有効であること…詳細を見る -
症候性低血圧症の原因と治療
通常、慢性的に低血圧の場合は本態性低血圧(一時性低血圧)と言われるもので、低血圧の90%を占めています。それに対して、具体的な疾患が原因となる低血圧は症候性低血圧(二次性低血圧)と呼ばれ、がんや心臓病、薬剤などが原因にな…詳細を見る -
高血圧患者の塩分摂取量は?
高血圧は病気ではないので治すというのも変ですが、降圧剤が必要なレベルまで悪化してしまうと薬の効果に頼ってしまうものです。ある程度の塩分を摂取しても降圧剤の作用で血圧は下がってくれるので、塩分に無関心になってしまう傾向にあ…詳細を見る -
うっ血性心不全(心不全)の原因と症状
心臓は血液を送り出すポンプですが、臓器の中でも単体で動くものです。移植用に取り出した心臓は、心筋のエネルギー源であるATPが無くなるまで元気に動いています。しかし、体内に収まった状態の心臓は肺や大動脈・大静脈とつながって…詳細を見る -
今からでも遅くない高血圧対策
上の収縮期血圧が140mmHg以上、または下の拡張期血圧が90mmHg以上で高血圧と言われています。短期的に見ればあまり気にする必要はありませんが、長期的には130mmHgでも血管に悪影響が出ます。少しでも血圧が気になっ…詳細を見る -
高血圧緊急症(悪性高血圧)の危険性
高血圧症で治療を受けている患者のうち0.5~1%が悪性高血圧に移行します。基礎疾患は別として、血管が及ぼす疾患(狭心症や脳卒中・脳浮腫など)の危険性が高く、緊急の治療を要するケースとして拡張期血圧(下の血圧とも言います)…詳細を見る -
リンパ浮腫 ~足の浮腫みがひどいと感じたら~
リンパ液の成分は白血球に含まれる免疫細胞のTリンパ球とBリンパ球があり、骨髄で作られてリンパ管に流れ込みます。また、細胞組織の老廃物を含み、リンパ節に送られるとリンパ細胞によって濾過されてリンパ球が捕食するということを行…詳細を見る -
心原性ショックの応急処置の難しさ
ショック症状とは臓器や主要組織の循環血液量の減少によるもので、敗血症性ショックやアレルギーによるアナフィラキシーショック、出血性ショック、その他多くの種類があり、症状としては臓器の活動低下や停止など共通したものがあります…詳細を見る