柚希礼音さんのマタ・ハリを見たい。愛希れいかさんのバージョンも気になる。でも、キャスト欄に加藤和樹さんの名前が二か所ある……。初めて見ると、少し迷いませんか?
宝塚からお二人を追いかけ、退団後のミュージカルを映像で楽しみたい方へ。今回は2025年公演の『マタ・ハリ』を、物語の三人と映像の収録回から整理します。
先に押さえたいのは、俳優の名前だけでなく、役名と収録日もセットで見ること。本編と特典の違いが分かると、「見たかった組み合わせと違った!」を避けやすくなります。
要点
マタ・ハリは柚希礼音・愛希れいかのWキャスト。加藤和樹はラドゥーとアルマンの二役を公演回によって担当します。Blu-rayには二つの本編と、別の組み合わせを含む特典が入っています。
まずは三人。「恋の相手」と「要求する相手」は別なんです
物語の舞台は、第一次世界大戦下のパリ。舞姫マタ・ハリを中心に、フランスの諜報局に属するラドゥーと、戦闘機のパイロットであるアルマンが関わります。
ラドゥーは、彼女にスパイとして働くことを要求する人物。一方のアルマンは、マタ・ハリが恋に落ちる相手です。同じ男性役でも、彼女に近づく目的が違います。

役名が頭に入る前に俳優名だけを追うと、誰が何を求めているのか分からなくなることがあります。最初は「舞姫」「諜報局の大佐」「パイロット」の三つで覚えてみてください。
「スパイの話」だけで終わらせない、見る前の小さな予習
公式あらすじでは、マタ・ハリはアルマンとの恋を経て、一度だけスパイを務める決心をします。その選択が、本人の想像を超える国家の謀略へつながっていく、という流れです。
見る前に結末を細かく調べるより、「本人はどんな暮らしを選びたいのか」「周りは彼女に何を要求しているのか」を分けておくと、人物の関係を追いやすくなります。
ここで扱っているのはミュージカルの設定です。歴史上のマタ・ハリについて調べたいときは、舞台のアルマンや台詞を、そのまま史実の証拠にしないようにしましょう。
加藤和樹さんは二役。どちらの役で出る回なのかを見よう
2025年公演のラドゥー役は加藤和樹さんと廣瀬友祐さん、アルマン役は加藤和樹さんと甲斐翔真さんのWキャストです。
Wキャストは、一つの役を複数の俳優が公演回ごとに担当する方式のこと。加藤さんの場合は、二つの役のそれぞれに名前が載っています。

「加藤さんが出演する映像」という情報だけでは、役は決まりません。ラドゥーとしてマタ・ハリに要求する側なのか、アルマンとして恋に関わる側なのか。ここを確認すると、キャスト欄がぐっと読みやすくなります。
一人の俳優から、二つの立場を見られるのが面白い
同じ人を違う役で見るときは、声の良し悪しを比べるより、まず人物が相手に望むものに注目してみませんか。
ラドゥーの場面なら「要求を通したい相手」、アルマンの場面なら「大切に思う相手」として、マタ・ハリとの会話を追う。役の立場を踏まえてから歌を聴けば、名前の見落としが減り、物語そのものに集中できます。
こちらは加藤さんの公式コメント動画です。出演への言葉に触れたあと、実際に見る映像の役名を下の収録表で確認してみてください。
Blu-rayの本編はこの二組!昼と夜で役も変わります
2025年公演のBlu-rayは、2026年3月27日発売。公式の商品案内では15,400円(税込)、ディスク一枚とリーフレットの構成です。本編にはバリアフリー日本語字幕が付いています。
二つの本編は、どちらも2025年10月9日の東京公演を収録したものです。日付が同じでも、13時と18時ではキャストの組み合わせが異なります。
| 収録回(2025年10月9日) | マタ・ハリ | ラドゥー | アルマン |
|---|---|---|---|
| 18:00公演 | 柚希礼音 | 廣瀬友祐 | 加藤和樹 |
| 13:00公演 | 愛希れいか | 加藤和樹 | 甲斐翔真 |

柚希さんの本編では、加藤さんはアルマン。愛希さんの本編では、加藤さんはラドゥーです。「柚希さん版」「愛希さん版」という呼び方は便利ですが、共演者まで把握したいときは三人を一組で覚えるのがおすすめです。
最初の一本を選ぶなら、まず好きな出演者からで大丈夫
二つとも一度に細部まで比べる必要はありません。最初は見たい出演者の本編を一本通して見て、三人の関係をつかむ。そのあと、もう一本の同じ場面を見ると、登場人物を混同しにくくなります。
字幕を使う場合も、まず役名と歌の相手を確認するために活用してみてください。全部の言葉を追い続けるのが忙しいときは、気になった場面だけ見直す楽しみ方もできます。
特典の組み合わせも気になる。でも「全編」とは分けよう
特典映像は約60分で、本編と異なるキャストの組み合わせのダイジェストと、福岡公演千穐楽のカーテンコールが案内されています。
たとえば収録楽曲の一覧には、柚希さんと甲斐さんの「人生と闘え」、愛希さんと加藤さんの「さよなら」が載っています。これは特典に含まれる楽曲・出演者の情報です。

注意
特典の曲名に好きな組み合わせが載っていても、その組み合わせの公演全編が入っているとは限りません。商品案内の「本編」と「特典映像」を別々に読んでください。
同じ曲で別の組み合わせを少し楽しみたい方には、特典の一覧が手がかりになります。逆に、物語の最初から最後まで一組を追いたい方は、本編の収録表を先に見ましょう。
昔の配信ページを見つけたら、会場と年も確認してね
検索すると、2025年の博多座千秋楽ライブ配信の案内も出てきます。この配信とアーカイブは終了しています。発売中の商品と、過去の配信のページを混ぜないことが大切です。
博多座の配信と東京公演収録のBlu-rayは、会場も公演回も違います。作品名が同じだからといって、同じ映像の再販売だと決めつけないようにしましょう。

映像の情報を探すときは、検索結果の短い説明だけで止めず、公式ページの収録日と役名まで開いてみてください。特に「配信」「DVD」「Blu-ray」を同じ意味で使って検索すると、終了した販売案内にたどり着くことがあります。
配信なら視聴期限、ディスクなら再生できる機器も確認したいところです。この作品の商品はBlu-rayなので、DVDだけに対応する機器では再生できません。
柚希さんと愛希さん、比べるなら同じ場面で楽しもう
お二人の公式コメント動画を、離れた場所に一つずつ載せると探しにくいので、ここで続けて紹介します。役に向き合う言葉を聞いてから、見たい本編を選ぶ入口にどうぞ。
見比べるときは、最初から「どちらが上か」を決めず、同じ歌や会話を選んで短くメモすると、自分の好きなポイントが見つかりやすくなります。

メモには「場面」「その場面の役名と俳優」「気になったところ」の三つを書くだけで十分です。「声が違う」で終わらず、「誰に向けた言葉として聞こえたか」まで残すと、あとから見返すのも楽しくなります。
また、マタ・ハリ役が変わる本編では、ラドゥー役とアルマン役の組み合わせも変わります。感じた違いを、主演一人だけの影響だと決めつけず、相手役とのやりとりも一緒に見てみましょう。

見たい映像を探すときは、この順番なら迷いにくい!
まず見たい役を決め、次に俳優名を確かめる。それから会場・収録日時・本編か特典かを読む。この順なら、同じ名前が二つの役に載っていても整理できます。

柚希さんや愛希さんをきっかけに、退団後の舞台へ興味が広がった方も多いと思います。好きな人を追う楽しみはそのままに、共演者の役名も一緒に覚えてみてください。
『マタ・ハリ』2025年公演では、二役の担当と二つの本編を分けて読むことが、その最初の一歩になります。次に映像の案内を見るときは、出演者名のすぐ隣にある役名まで、ぜひ目を向けてみてください。
こちらの記事も一緒にどうぞ


