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『ベルサイユのばら』フェルゼン編は誰の物語?2024雪組の人物と映像から読む

フェルゼンと王妃とオスカルを描いた物語のイメージ 宝塚
イラスト:当サイト制作(生成AI使用)。役のイメージで、実際の出演者や衣装の再現ではありません。

『ベルサイユのばら』と聞くと、まずオスカルの姿が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。それなら、宝塚の「フェルゼン編」では、誰を中心に物語を追えばよいのでしょう。

2024年雪組公演では、彩風咲奈のフェルゼンと、夢白あやのマリー・アントワネットが中心です。朝美絢のオスカル、縣千のアンドレも登場します。版名は登場人物を一人だけに絞る言葉ではなく、作品を選ぶときに物語の軸を確かめる手がかりになります。

この記事で分かること
  • フェルゼンと王妃を中心にすると何が見えるか
  • オスカルは二人にどう関わるのか
  • 昔の記憶と2024年版を照合するときの確認点

オスカルが登場しても、物語の入口はフェルゼン

2024年雪組の正式な演目名は『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-。池田理代子の原作をもとに、植田紳爾が脚本・演出、谷正純が演出を担当しました。

宝塚歌劇での初演は1974年。2024年はその50周年に当たる公演です。公式作品紹介も、これまで複数のバージョンを上演してきたうえで、今回はフェルゼン編として届ける、と位置づけています。宝塚歌劇・作品紹介

人物2024年雪組・本公演見ておきたい立場
フェルゼン彩風咲奈王妃を愛するスウェーデンの貴族
マリー・アントワネット夢白あやフランスの王妃
オスカル朝美絢王妃に忠誠を尽くす軍人
アンドレ縣千オスカルと並んで覚えたい人物
メルシー伯爵汝鳥伶王妃を案じ、フェルゼンを説得する人物

配役を見ると、オスカルやアンドレがいない版ではないことが分かります。「誰が出るか」に加え、どの人物の選択を追うのかを見ると、編名の意味をつかみやすくなります。宝塚歌劇・キャスト

フェルゼンと王妃を中心とする人物イメージ
イラスト:当サイト制作(AI生成)。作品の人物・場所を理解するためのイメージで、実在の出演者・公演写真・衣装の再現ではありません。 参考:該当する公式資料

二人の出会いに、オスカルも立ち会っている

TCAの商品案内に掲載されたあらすじは、1774年1月のパリ・オペラ座の仮面舞踏会から始まります。留学生のフェルゼンが心を引かれた女性は、王太子妃マリー・アントワネット。その出会いにオスカルも関わります。

後に王妃となったアントワネットとフェルゼンの恋は、個人の気持ちだけでは済まなくなります。フランス国内の不満が高まる中で、二人の関係も人々の視線を集めていくからです。TCA・2024年雪組DVD商品案内

ここでオスカルを見るときは、恋愛関係だけでなく、王妃に仕える軍人という立場も一緒に考えたいところ。フェルゼンと王妃の行動は、宮廷の外の人々や国の状況ともつながっています。

編集部のイラスト
私のひとこと

私なら、王妃とフェルゼンの二人だけで相関図を閉じず、オスカルとメルシー伯爵も近くに置きます。「二人を心配している人」が見えると、恋の周りにある事情も読みやすいですね。

二人とオスカル、メルシー伯爵の立場を表す人物イメージ
イラスト:当サイト制作(AI生成)。作品の人物・場所を理解するためのイメージで、実在の出演者・公演写真・衣装の再現ではありません。 参考:該当する公式資料

フェルゼンの「離れる」と「戻る」を軸にたどる

公式あらすじでは、王妃の立場を案じる人々の言葉を受け、フェルゼンがスウェーデンへの帰国を決めます。ところが、革命と王家の状況を知り、今度は王妃を救おうとフランスを目指すことになります。

こうして行き先を追うと、同じ愛情がいつも同じ行動になるわけではないと分かります。そばにいること、身を引くこと、救おうと戻ること。その選択をフェルゼンの側から見ていくのが、この版を読む一つの方法です。

「誰を愛しているか」に「そのためにどこへ向かうのか」を重ねると、人物名の一覧が物語の流れにつながります。細かな場面を覚える前の予習にも使えます。
フランスの宮廷と北欧の港を描き分けた旅のイメージ
イラスト:当サイト制作(AI生成)。作品の人物・場所を理解するためのイメージで、実在の出演者・公演写真・衣装の再現ではありません。 参考:該当する公式資料

「昔見たあの場面」は、同じ編名だけで判断しない

久しぶりに作品を見ようとすると、以前の舞台で好きだった場面も気になりますよね。ただ、公式紹介は宝塚版にさまざまなバージョンがあると案内しています。出演者も上演年も違う作品を、題名だけで同じものとして扱わないことが大切です。

注意:過去版で見た特定の衣装や場面が、2024年版にもあるとは、編名だけでは決められません。まず上演年・組・編名・主要配役をそろえ、必要ならその公演のプログラムや映像で確かめましょう。

2024年雪組版のDVDはTCAD-610で、2024年7月19日の宝塚大劇場公演を収録。公演映像は168分と案内されています。映像と音楽の割愛・差し替えはないと明記されていますが、これはその収録公演についての説明であり、別年度の全場面を収めるという意味ではありません。TCA・DVD収録内容

編集部のイラスト
私のひとこと

私は「フェルゼン編だからこの場面もあるはず」と探すより、まず彩風咲奈、夢白あや、朝美絢という配役で対象をそろえたいです。思い出の版と見比べるときにも、そのほうが違いを楽しめそうです。

映像を選ぶなら、本編と追加映像を分けて比べよう

TCAの2024年公演特集では、ブルーレイTCAB-253とDVD TCAD-610を案内しています。公演映像、稽古風景、16ページのブックレットは同内容。ブルーレイには、さらにスターアングルが付いています。

同じ2024年雪組版の本編を見たいのか、別アングルも楽しみたいのか。そこを決めると選びやすくなります。価格や在庫は購入時の商品ページで確認してください。TCA・2024年雪組公演特集

オスカルが好きだからこそフェルゼン編が気になる、という入り方も自然です。中心となる二人と、そこに関わるオスカルの立場を分けておくと、よく知っている人物の別の役割にも目を向けられます。

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