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宝塚『ロミオとジュリエット』の「愛」と「死」は誰?2010年星組の配役から楽しもう

恋人たちと愛・死を表す架空の踊り手を描いた物語のイメージ 宝塚
イラスト:当サイト制作(生成AI使用)。参考:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/romeoandjuliette/special_004.html

ロミオ、ジュリエット、ティボルト。知っている名前を配役表でたどっていたら、その下に「愛」「死」という役があります。原作の人物名とは違うので、誰のことなのか気になりますよね。

2010年の宝塚初演では、「愛」を礼真琴さん、「死」を真風涼帆さんが演じています。二人は恋人や家族のような人間関係とは別に、物語の葛藤をダンスで見せる役です。

まずは2010年星組の人物と配役を揃え、宝塚版で「愛」が加わった理由を公式の説明から見てみましょう。結末の詳しい説明は後に回し、映像を選ぶ前の入口として紹介します。

要点

2010年星組の「愛」と「死」の配役/親族・友人と象徴的な役の見分け方/礼真琴さんが「愛」からロミオへ進んだ歩み

「愛」と「死」は、どちらの家の人?

家族の相関図とは分けて見ると分かりやすい

物語の恋人たちは、モンタギュー家のロミオと、キャピュレット家のジュリエット。両家の対立が、二人の恋を難しくします。まずこの二人と家の関係を覚えると、登場人物を追いやすくなります。

モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットを分けて示す人物図
イラスト:当サイト制作(生成AI使用)。参考:作品・サービスの一次資料。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。

一方、「愛」と「死」は家系図の空いた場所へ入れる親族ではありません。2021年の公式特集は、二人が恋人たちを巡る葛藤を象徴的にダンスで見せる役であることを説明しています。

つまり、配役表に名前があるからといって、全員を「ロミオの友人」「ジュリエットの親戚」のように分類しなくてもよいのです。人間同士の関係を見るときと、舞台で表される愛や死に注目するときで、見るところが変わります。

宝塚の解説アイコン
私は、最初に二人の名前を見て戸惑う人には、家族の図と分けて紹介したいです。登場人物の多さに迷う前に「関係を追う人」と「ダンスにも注目したい役」が分かると、見始めやすくなりますね。

2010年星組では、誰が演じたのでしょう

初演の恋人たちと、「愛」「死」の四人

宝塚でこのミュージカルが初めて上演されたのは、2010年の星組公演です。梅田芸術劇場メインホールの公式配役では、ロミオは柚希礼音さん、ジュリエットは夢咲ねねさんです。

2010年の愛と死の役名・出演者を、架空の踊り手のイメージとともに示すイラスト
イラスト:当サイト制作(生成AI使用)。参考:作品・サービスの一次資料。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。
役の比較
役2010年星組・梅田芸術劇場
ロミオ柚希礼音
ジュリエット夢咲ねね
愛礼真琴
死真風涼帆

表は左右にスクロールできます。表の参考:宝塚歌劇:2010年星組梅田芸術劇場の配役

この表は2010年星組の抜粋です。現在の映像を探す場合も、この年と組を確認してください。『ロミオとジュリエット』は宝塚で再演されており、別の公演の配役を同じ表に混ぜると、見たい組み合わせが分からなくなります。

ティボルト、ベンヴォーリオ、マーキューシオも別々の人

2010年梅田芸術劇場の配役では、ティボルトは凰稀かなめさん、ベンヴォーリオは涼紫央さん、マーキューシオは紅ゆずるさんです。『愛』と『死』に気づいた後も、物語の出来事を起こす人間たちの関係は別に押さえたいところです。

ここでの配役は、2021年星組の配役表ではありません。2021年の公式特集を、2010年を振り返る資料として参照しています。参照ページの年と、ページの中で説明されている公演年を分けて読むことが大切です。

宝塚版では、なぜ「愛」を加えたの?

小池修一郎さんが語った、作品の中心

2021年の制作発表会レポートで、潤色・演出の小池修一郎さんは、宝塚版の特徴として「愛」という役を挙げています。作品にある死と愛の葛藤を表すために、愛の役を置く方がよいと考えて創作した、と説明しています。

ミュージカルのテーマを、踊る役として舞台上に表す工夫なのです。公式特集も、2010年に礼真琴さんが宝塚版オリジナルの「愛」を演じたことを紹介しています。

恋人たちの人間関係と、愛・死を表すダンスの役を別に考えるための人物イラスト
イラスト:当サイト制作(生成AI使用)。参考:作品・サービスの一次資料。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。

図では、人間関係の人物と、愛・死を表す二人を別の層に置いています。実際の舞台配置や衣装を再現したものではなく、役の違いを見分けるためのイメージです。二人がいつどこへ動くかを示す図ではありません。

礼真琴さんの「愛」から、ロミオへ

公式特集は、礼真琴さんが入団二年目に2010年の「愛」を演じたこと、その後2013年の新人公演でロミオを演じたことを振り返っています。2021年には星組トップスターとして、ロミオを演じました。

役名だけ並べるより、2010年の象徴的な「愛」と、物語の主人公ロミオを分けて見ると、一人の出演者の歩みも追いやすくなります。ただし、別の公演同士なので、衣装や振付、収録条件まで同じ比較にはなりません。

宝塚の解説アイコン
私は、好きな出演者の過去作を選ぶなら、同じ作品でも何の役を演じていたかを先に見たいです。2010年と2021年は、礼さんの名前があっても見る役が違う。その違いを知って選ぶと、映像を探す時間も楽しくなりそうです。

映像を探すときは、年・組・会場を一組に

商品や番組を探すときは、「ロミジュリ」「礼真琴」だけで止めず、2010年星組なのか、ほかの年の公演なのかを確認します。今回の配役の根拠は、2010年の梅田芸術劇場メインホールの案内です。

同じ作品を扱う別の収録であれば、出演者や役替わりの欄へ戻りましょう。今回紹介した「愛」と「死」の二人を見たいなら、その商品にどの公演が収録されているかが選ぶ条件になります。

最初の一本では、恋人たちの話を追いながら、二人のダンスに目を向ける。人物関係と象徴的な役を分けて覚えると、配役表にあった不思議な二つの名前も、楽しみに変えられます。

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