記事内に広告が含まれています。

風間柚乃さんの主演作、どちらから観る?『BLUFF』の詐欺師と『稲妻開化譚』の怪盗

詐欺師と怪盗の二役を象徴する舞台の扉絵 宝塚
当サイト制作(AI使用)。参考資料 https://kageki.hankyu.co.jp/star/kazama_yuno.html

相手をだまして闇カジノに入る詐欺師と、新聞を書きながら夜は街を駆ける怪盗。どちらも風間柚乃さんが月組で演じた役です。2024年の『BLUFF』では、恩人を奪った相手に近づくドノヴァン。2026年の『稲妻開化譚』では、明治の世を変えたい東瀬風馬。素顔を隠すという共通点があるからこそ、誰に何を知られたら困るのかを比べると、二人が違って見えてきます。

風間柚乃さんの二つの主演作
  • 『BLUFF』のドノヴァンは、準備を重ねて闇カジノに変装して入る詐欺師。
  • 『稲妻開化譚』の東瀬風馬は、昼は新聞記者、夜は怪盗「稲妻小僧」。
  • 配役表では、ドノヴァンのそばにロジャーとシャロン、風馬のそばに岩城麻里と伊藤博文を置くと、誰との場面かがつかみやすくなります。

『BLUFF』のドノヴァンは、相手が信じたくなる話をつくる

風間さんの公式プロフィールを開くと、「好きだった役」に『BLUFF』のドノヴァンが載っています。舞台は1950年代のアメリカ。育った街で世話になった医師が殺され、ドノヴァンは仲間とともに、背後にいると見たマフィアへの復讐を計画します。正面から問い詰めれば相手は身構える。そこで調査を重ね、変装し、相手が経営する闇カジノに入り込みます。

ドノヴァンが言葉で相手を引き込む場面のイメージ
当サイト制作(AI使用)。参考資料はこちら。

周囲を出し抜く人が、誰に会うと予定を変える?

ドノヴァンの手際だけに目を向けていると、事件が思い通りに進む話にも見えます。ところが、彩海せらさんが演じるロジャーが近づき、さらに花妃舞音さんが演じるロジャーの姉シャロンと出会う。劇団のあらすじでは、そこでドノヴァンが計画を変えようとします。観るときは、仲間に話すとき、敵を前にしたとき、シャロンと話すときに、彼がどこまで手の内を見せるかに注目してみてください。

事件の結末を知らないなら、カジノに入るまでに「この人はきっと用意した通りに動くだろう」と思う場面を一つ覚えておくと、途中で選択を変える面白さが増します。再見なら逆に、ロジャーやシャロンが話し始めたところからドノヴァンの表情を見る。話の筋を知っていても、どの言葉をきっかけに考えが動いたように見えるかは、観る場所を変えると拾いやすくなります。

『稲妻開化譚』の東瀬風馬は、昼の顔にも秘密がある

2026年の月組公演『稲妻開化譚』で風間さんが演じたのは、明治18年の東京に暮らす新聞記者、東瀬風馬です。茗荷谷の小さな新聞社で、身近な話題から政治家の醜聞まで記事にする一方、夜は怪盗「稲妻小僧」として動いています。幕末の戊辰戦争では二本松少年隊にいた過去もあります。怪盗としての動きだけでなく、風馬が明治の社会に何を感じているかまで見ておきたい役です。

東瀬風馬の昼の顔と怪盗の顔を対比したイラスト
当サイト制作(AI使用)。参考資料はこちら。

麻里と伊藤、風馬を知る入口が違う

白河りりさんが演じる岩城麻里は、近所で子どもたちに教える士族の娘。風馬が人目を引く記事を書くことに反発し、顔を合わせるたびに言い合うような間柄です。佳城葵さんが演じる伊藤博文は、風馬の裏の顔を知り、盗まれた黄金の飾り皿を取り戻すよう持ちかけます。麻里がふだん接している新聞記者と、伊藤が取引相手として見ている怪盗は、同じ風馬です。

ここで見比べたいのは、相手が風馬について何を知ったうえで話しているか。新聞の記事をめぐるやりとりでは、風馬がどんな書き手として見られているか。取引の場面では、相手が知っている秘密が風馬の選択をどう狭めるか。時代物の人物名が一度に出てきても、この二人との場面を目印にすると、風馬を中心に話を追いやすくなります。

配役表には風間さんの「東瀬風馬」とは別に、也乃英心さんの「風馬(二本松少年隊)」も載ります。風馬の過去が気になったとき、この欄を先に見ておくと、人物の名前は同じでも時代が変わったと読み取りやすくなります。映画なら字幕や画面の切り替えで伝わる時間の違いを、舞台では別の演者が引き受けるところも見どころです。

まず一本選ぶなら、どちらの場面を観たいか

気になること 入口にしやすい作品 はじめに追う人物
計画を立てた人が、出会いを機にどう動き直すか 『BLUFF』 ドノヴァン、ロジャー、シャロン
一人の人物が、暮らしと秘密をどう抱えているか 『稲妻開化譚』 風馬、岩城麻里、伊藤博文

『BLUFF』のドノヴァンは、ある目的のため変装する人物です。風馬は昼と夜で違う顔を持ち、それが毎日の暮らしに入り込んでいます。同じ俳優の二作を観られるなら、変装の衣装だけでなく、正体を隠したまま相手と会話する長さや、どこで素に戻ったように感じるかを比べると面白くなります。

彩海せらさんも両作に出演しています。『BLUFF』ではロジャー、『稲妻開化譚』では田丸信造。二本目へ進むときに知っている俳優をもう一人見つけておくと、風間さんの役に注意を向けつつ、別の人物の見せ場にも気づきやすくなります。

ドノヴァンと風馬で、先に目を向けたい小道具も違う

二作を頭の中で並べるなら、『BLUFF』はカジノ、『稲妻開化譚』は新聞と飾り皿を目印にしてみてください。カジノはドノヴァンが相手の懐に入る場所です。新聞は風馬が昼の仕事をしているときの道具で、飾り皿は伊藤が夜の顔を知ったうえで持ち込む取引の対象です。観劇メモに役名を並べるだけでは分かりにくいときも、「どこに入り込む人か」「どんな品を取り戻す人か」と置き換えると、場面を思い出しやすくなります。

初見では、一つの台詞の意味を全部拾おうとするより、いま目の前にいる相手が正体を知っているかどうかを確かめるだけでも十分です。自分には気さくに見えた人物が、別の登場人物には警戒されていたと気づくと、同じ場面にもう一度戻ってみたくなります。

舞台映像を探すときは、作品名に年と収録会場を添える

『BLUFF』は1990年の初演と2024年の再演があります。風間さんを観たいときは「2024年・月組」と出演者名まで確かめてください。

タカラヅカ・スカイ・ステージには、風間さんと花妃さんが出演した『BLUFF』の2024年月組バウホール公演の番組詳細が残っています。過去の放送と、これから観られる放送は番組表の日付を分けて確認しましょう。同名で公演前トークの番組も見つかります。まず舞台を観たいのか、出演者の話を聞きたいのかで、開くページが変わります。

『稲妻開化譚』は、キャトルレーヴオンラインにブルーレイの商品ページがあり、2026年9月21日の収録と案内されています。商品情報を読むときは、映像がどの公演を収録したものか、現在の発売・予約状況はどうかをそれぞれ確認してください。配役を先に見たい場合は、購入ページまで進まなくても、劇団の公演ページで二人の顔を持つ風馬と周囲の人物を確かめられます。

タイトルとURLをコピーしました