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『エリザベート』20作品放送、どれを録画する?2026年12月からのスカステは「年・組」の先も見よう

テレビの番組表と観劇の記憶を見比べるファンを描いた扉絵 宝塚
イラスト:当サイト制作。参考:公式公開資料。人物・衣装・風景は説明用のイメージです。

番組表で『エリザベート』を見つけたのに、同じ年の同じ組が二つある。出演者を開くと、トートもエリザベートも違う人。録画する前に、いったん手が止まりそうですね。

10月17日に案内されたタカラヅカ・スカイ・ステージの企画では、初演から2018年までの『エリザベート』を、役替わりや新人公演を含めて20作品放送します。スタートは2026年12月。月ごとの日時は、特設サイトで順次案内される予定です。

年と組に、会場、本公演か新人公演か、そして出演者を足して読む。それだけで「自分が見たかった映像」を探しやすくなります。

要点

20作品に含まれる収録の違い/2002年花組を例にした本公演と新人公演の見分け方/放送日時が出たら確認する欄。

本公演も新人公演も。異なる配役の20作品を放送

今回の企画は、日本初演30周年に合わせた歴代作品の放送です。特設サイトは対象を「初演から2018年まで」と示し、役替わり公演や新人公演も含むと案内しています。

本公演だけでなく、新人公演や役替わり公演も含まれます。同じ年・同じ組でも出演者が違う収録があるので、番組ごとの配役を見ていきましょう。

1996年雪組本公演、2002年花組本公演と新人公演を別々のアルバムとして並べたイラスト
イラスト:当サイト制作。参考:公式の作品・番組解説。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。

2002年花組にも、本公演と新人公演があります

特設サイトの2002年花組本公演は、トートが春野寿美礼さん、エリザベートが大鳥れいさん。新人公演では、トートが蘭寿とむさん、エリザベートが遠野あすかさんと案内されています。

どちらも「2002年・花組・宝塚大劇場」ですが、同じ映像ではありません。新人公演は、別の出演者が役を受け持つ公演です。公演名の後ろに付いた小さな「新人公演」を見落とすと、配役が違う理由が分からなくなってしまいます。

2002年花組・宝塚大劇場の比較
2002年花組・宝塚大劇場トートエリザベート
本公演春野寿美礼大鳥れい
新人公演蘭寿とむ遠野あすか

表は左右にスクロールできます。表の参考:スカイ・ステージ:20作品放送の特設サイト

表の中で年と会場は同じでも、二人の主演は入れ替わります。年・組だけで録画候補を選ばず、公演の種類まで読む理由がここにあります。

宝塚の解説アイコン
私は、見たい人の名前を一人、メモに足しておきたいです。「2002年花組」だけより、「春野さんのトート」のように書くと、番組を見直すときに確かめやすくなりますね。

トート、皇后、皇帝。配役表はまず三人から

『エリザベート』をまだよく知らない方は、役名と出演者名の組み合わせを一度に覚えるのが大変かもしれません。最初は、トート、エリザベート、フランツ・ヨーゼフの三人から見てみましょう。

皇后エリザベートと、夫である皇帝フランツ。その人生に関わるトートは、死を象徴する存在です。

皇后エリザベートと夫フランツ、死を象徴するトートの人物イメージ
イラスト:当サイト制作。参考:公式の作品・番組解説。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。

花總まりさんのエリザベートを、雪組と宙組で

特設サイトでは、1996年雪組のトートは一路真輝さん、エリザベートは花總まりさん。1998年宙組では、トートは姿月あさとさん、エリザベートは同じく花總まりさんです。

花總さんのエリザベートを見たい場合も、相手役のトートは公演によって違います。出演者を一人選んでから、その回で誰と共演しているかを調べる楽しみもあります。

ここで紹介したのは、番組を選ぶための人物の入口です。結末まで知ってから見る必要はありません。まず、誰が皇后を、誰が皇帝を、誰がトートを演じる収録なのかを確かめれば十分です。

宝塚の解説アイコン
私は、最初から「歴代で誰が一番」と決めず、一つ見て気になった役を次の収録でも探したいです。同じ役だからこそ、歌声や表情に自然と目が向きそうですね。

2002年から加わった「私が踊る時」に耳を向ける

歴代作品を見比べる面白さは、配役の違いだけではありません。特設サイトは、トートとエリザベートのデュエット「私が踊る時」が、2002年花組公演から加わったと紹介しています。

1996年雪組の初演と2002年花組を選ぶなら、同じ楽曲が同じ形ですべて並んでいるとは考えずに見られます。再演の年月とともに、作品にも変化があるのですね。

2002年花組から加わったデュエット「私が踊る時」を紹介する人物イラスト
イラスト:当サイト制作。参考:公式の作品・番組解説。人物・衣装・風景は説明用のイメージで、出演者や実際の舞台の再現ではありません。 譜面は架空のイメージです。

曲の歌詞を先に丸暗記するより、二人が向き合って歌う曲がどこにあるかを楽しみにしておく。そんな見方でも、過去の舞台を選ぶ理由になります。画像の譜面や人物は説明用のイメージで、実際の舞台や楽譜を写したものではありません。

瀬奈じゅんさんは、三つの役からたどれます

特設サイトでは、瀬奈じゅんさんが2002年花組でルキーニ、2005年月組でエリザベート、2009年月組でトートを演じた歩みも確認できます。同じ作品の中で、語り手、皇后、死を象徴する存在へと、立場が大きく変わるのです。

「好きな出演者から選びたい」という方には、こうした探し方もあります。出演者名だけで一括りにせず、どの役で物語に関わる回なのかまで見ると、次に録画したい舞台が見つかりそうですね。2005年月組の紹介には、男役だった瀬奈さんが皇后を務めたことも記されています。

2018年月組は、ルドルフの違いにも注目できます

2018年月組の宝塚大劇場収録では、ルドルフは風間柚乃さん。一方、東京宝塚劇場千秋楽は暁千星さんの回として案内されています。トートは珠城りょうさん、エリザベートは愛希れいかさんなので、主演二人の名前が同じでも、見たいルドルフによって選ぶ収録が変わります。

この月組公演は、宝塚での10回目の『エリザベート』で、愛希さんの退団公演でもありました。1996年の初演は一路真輝さんの退団公演、2002年花組は春野寿美礼さんのお披露目公演。作品が再演された年は、出演者の節目とも重なっています。気になる歌や役から入り、その人にとってどんな公演だったのかへ広げるのも、歴代放送の楽しみ方です。

放送日時が出たら、「収録」と「放送」を分けて見る

収録年は、その舞台が記録された年です。一方、今回番組として放送されるのは2026年12月以降。検索で見つかる昔の放送日を、今回の日程と取り違えないようにしましょう。

特設サイトは、放送作品の詳細と日時を順次公開すると案内しています。いま紹介されている作品の並び順だけを見て、「この順番で毎月放送される」と決めることはできません。

録画予約の前に読む五つの欄

  1. 放送する年月日と時刻を開く
  2. 作品名と収録年・組を確認する
  3. 会場名や千秋楽などの表記を読む
  4. 本公演か新人公演かを確かめる
  5. 見たい役の出演者を確認して予約する。

役替わりのある公演なら、その収録で誰が演じるかも大切です。過去の配役表に複数の名前が載っていても、一つの番組にすべての組み合わせが全編収録されている、とは限りません。番組の出演者欄へ戻って確かめます。

注意

市販のDVD・ブルーレイと、放送番組の収録回が同じだとは、作品名だけでは判断できません。確認するのは収録日・会場・出演者です。今回の放送がすべてインターネットの見放題で見られるという案内でもありません。

視聴できるかは、日時が出る前に調べておけます

スカイ・ステージの特設ページには、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビによる視聴方法への入口があります。放送日時を待つ間に、自宅でどの方法を使えるかは調べておけます。

ただし、契約や受信設備の条件は家庭ごとに異なります。料金や録画の可否を一律に決めつけず、公式の視聴方法と利用中のテレビサービスを確認してください。

宝塚の解説アイコン
私は、まず見たい収録を二つほど選び、日時の発表後に予定と合わせて絞ります。20作品全部を追うつもりで構えなくても、一つの役や一曲から楽しめそうです。

特設サイトの番組詳細と、月ごとのラインアップを行き来する。録画用のメモには、年・組・会場・公演の種類・気になる出演者を残す。そのひと手間で、似た番組名の中から見たい一本を選びやすくなります。

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